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RUNNING SPIRAL

配信日:2006年6月28日

今月のスパイラー

「子供達に安全を」

皆様こんにちは、担当の佐谷です。

今回はインターネットを使って防犯・防災活動に取り組んでいる練馬区様をご紹介します。
子供達の安全を支える取り組みは、今後のコミュニティのあり方のヒントになるかもしれません。

「ねりま安全・安心メールの練馬区様」

利用目的防犯・防火情報配信
U R Lhttp://www.city.nerima.tokyo.jp/anzenansin/
業  種自治体
配信頻度不定期
対象端末携帯が中心
ご担当者今回は、危機管理室 安全・安心担当課の「T」さんにお話を伺いました。

練馬駅を降りて

また雨です。
前回の取材の時も雨でしたが、今日も小雨がパラついています。

私はせっかちで、よく駅の階段を駆け下りようとするのですが、雨の日はいつも靴裏が滑って転びそうになります。
どこかに雨の日用の「安全・安心靴」なんてのがあれば良いのですが。。。
早く梅雨明けしてスカッとした晴天を見たいものです。

◆子供達に安全を
はじめまして、お世話になります。
こちらこそ。
今日はよろしくお願いします。

早速ですが、ねりま安全・安心メールを取り組むきっかけについて教えてください。
平成15年に犯罪が多発する傾向が顕在化したことを受け、都内で防犯の取り組みが始まりました。
練馬区では安全・安心担当課を設置し、平成15年12月から防犯と防火の為の活動を開始しました。
安全・安心メールは、その一環ということですね。
そうです。

特に、子供達の安全を守る為に活動しています。
他にも、小中学生に防犯ブザーを配布したり、安全・安心パトロールカーを走らせるなどの活動を行っています。
◆お叱りを受けることも
安全・安心メールの評判はいかがですか?
登録者が増え続けていますので、評価して頂いているものと考えています。

以前から、学校からのプリント等を使って保護者の方に不審者情報等を届けていましたが、
どこにいても直ぐに見たいという要望がありました。

こういうニーズに対する解決策として受け入れられているものと思います。
実際に安全・安心メールを始めてみて、「もっとこうして欲しい」という 要望を耳にすることはありますか?
「事件が発生してから配信までに時間がかかり過ぎる」というお叱りを受けることがあります。
なぜ時間がかかり過ぎるのでしょう?
情報を入手した後のチェックに時間が掛かるからです。

例えば不審者による児童への猥褻行為の場合、警察に確認すると共に、
被害にあった児童の心の傷をケアする観点から、保護者に情報提供の許可を頂くようにしています。
配信できない場合も?
もちろんあります。

配信することで捜査に支障が生じるような場合は、警察からストップがかかる場合がありますし、
児童の保護者から情報提供を拒否される場合もあります。
情報提供出来ないケースはどれくらいありますか?
あまりありません。

基本的には皆さん協力的で、概ね配信できています。
どれくらいの頻度で情報を配信していますか?
平成17年度は区全体で約50件の情報提供を行いました。
◆犯罪が減り始めた
成果は感じられますか?
はい。
安全・安心メールだけの成果ではありませんが、 平成16年~17年は以前に比べて犯罪が減り始めています。
素晴らしいですね。
これらの取り組みを通じて、住民の皆さんの防犯意識の高まりを感じることはありますか?
強く感じます。

例えば練馬区には、住民による防犯・防火パトロールという制度があります。

団体登録すると、ジャンパーやタスキ、ニンジン(警備に使用する誘導棒)等の防犯用品を支給したり、防犯活動中に怪我をされた場合の傷害保険の加入料を 負担したり、安全・安心パトロールカーを月に1度まで貸出したりしています。

今では登録団体が160を超えています。
◆区のメルマガに発展する可能性
東京23区内では、各区で防犯の取り組みを行っていますね。
犯人は、わざわざ区の境界を意識して活動しないと思いますが、隣接する自治体の間で協力し合うことはありますか?
境界近くの事件だと、情報提供し合う等、協力しています。

でも、やはり区独自の施策は必要だと思います。

現在はどちらにお住まいですか?
目黒区です。
恐らく、練馬区と目黒区とでは犯罪の質が違うと思いますよ。
なるほど。
ところで、 最近はSNSなど、オンライン上のコミュニティ・サービスが発展しています。
その一方で、ねりま安全・安心メールの取り組みを見ていると、 防犯を中心として、土着的なコミュニティが再構築されていく可能性を感じます。

今後の発展性について、どのようにお感じになられますか?
安全・安心メールをきっかけに、 インターネットを使った情報提供を発展させていきたいと思います。

例えば、不審者等の情報は児童や学校から寄せられることが多いですが、学校から発信すべき情報が不審者情報に限られる必要は無いと思います。
将来は練馬区のメルマガに発展して、ハッピーな情報も届ける日が来るかもしれませんね。

取材を終えて

オンラインサービスの功績は、物理的に距離の離れた人同士、
又は直接面識の無い人同士のコミュニケーションを円滑にすることに留まりません。

今回の事例は、例え近くに住んでいても、時間のズレや、コミュニケーションの煩わしさ、
面倒臭さ等によって入手し忘れていた情報を皆でシェアすることに価値があることを再認識させてくれました。(宣)

今回の「今月のスパイラー」はいかがでしたでしょうか?
感想お待ちしておりますので、是非お願い致します。
※ 頂きました感想は、今後「ランスパ!」にて紹介することがございます。

ご感想をお願い致します


略歴:1972年生まれ。当社社長。2000年4月に当社を設立。
2004年11月から「今月のスパイラー」を担当している。