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2009年05月25日号

紙からWebへ、読者に近づく!

皆様こんにちは、担当の佐谷です。
毎年のことですが、新入社員が入社する度に何歳からネットを?
などと聞きながら時代の移り変わりを感じています。
私が幼少の頃は、プレゼント欲しさにマンガの読者ハガキを送っていたものですが、
最近では雑誌の読者アンケートもWeb化が進んでいるようです。
今回は、「ESSE」や「SPA!」で有名な扶桑社様にお伺いしました。
広告不況の中、扶桑社様はWebをどのように位置づけているのでしょうか?
そんなとても気になるお話を伺ってきました。

扶桑社

logo
U R Lhttp://www.fusosha.co.jp/
業  種出版
利用用途メルマガ、読者アンケートなど
ご担当者今回は同社のWeb推進をご担当されている梶原様、清水様、
雑誌「Numero TOKYO」編集部の木下様にお話を伺いました。
※対話文中では「F」とさせて頂きます。
◆毒抜きされたモード誌はもういらない。
本日は取材にご協力頂きありがとうございます。
よろしくお願いします。
梶原氏
梶原氏
こちらこそ、よろしくお願いします。
梶原様はデジタル事業推進チームとのことですが、
どのようなお立場で?
簡単に言うと、雑誌の世界でもっとWebを活用していこうという仕事をしています。
営業とシステムと企画を束ねながら進めています。
以前はどのような?
扶桑社に入社して十数年になりますが、営業も経験しましたし、
編集者としてSPA!等で働いていました。
素朴な質問なのですが、記事の企画はどのようにして?
身近なところからが多かったですね。友人との会話とか。
当時は定量的なアンケートを気軽に取ることは難しかったです。
Webには当時は得られなかったレスポンスが得られる魅力があると思います。
清水様はどういったお立場で? 清水氏
清水氏
私はWebの技術的な部分を担当しています。
複数の雑誌がそれぞれWeb活用を検討するので、全体を調整したり。
いつ頃からですか?
3ヶ月前に当社に入社しましたので、それからです。
前職ではWeb開発の仕事をしていましたが、
他にもスパイラルを使ってる会社を知ってますよ。(笑)
おぉ、それは光栄です。(笑)
木下様はどのような?
私は雑誌「Numero TOKYO」の編集管理の仕事をしています。 木下氏
木下氏
恥ずかしながら、私はNumeroを読んだことがなく、、、
よろしければ簡単にご紹介頂けますか。
Numero TOKYO」はフランスの「Numero」の日本版で、
2007年2月に創刊されました。
主に25歳から35歳の女性を対象としていて、
コンセプトは「毒抜きされたモード誌はもういらない。」です。
とても印象的ですね。
ちなみに「毒」って何でしょう?
う~ん、何でしょう…それを一言で表せたら、
我々は雑誌を作る必要はありませんよね(笑)
うまい!(笑)
◆読者に近づく!
さて、スパイラルとの接点に話を移したいのですが、
導入のきっかけについてお聞かせ頂けますか。
2008年2月に Numero TOKYO のサイトをリニューアルしまして、
そこで導入しました。
目的は?
イベント情報の配信やプレゼントアンケートの受付ですね。
以前、別の出版社の取材をしたことがありますが、
やはり読者アンケートの受付で活用されている事例をご紹介頂きました。
私も子供の頃に、プレゼント欲しさによく読者ハガキを送っていましたが、
あれって回収した後どうなるのでしょうか?
集計してます。
手作業で、、、
集計の終わったハガキは束ねて倉庫に保管します。
集計データはどのように活用を?
編集部内で広告や記事の企画の貴重な検討材料になっています。
今ではハガキだけでなくWebでも受け付けられていますが、
何か違いを感じることは?
とにかく集計が簡単です。
全てWeb経由ならいいなと思うくらい。(笑)
そうすると今度はWebの受付フォームを作るのが負担になりませんか?
う~ん、そうですね。
複数の雑誌で受付フォームを設置していますが、
各雑誌でアンケート内容が微妙に合わないところがありまして、、、
というと?
例えばアンケートで世帯年収を選択して頂く場合がありますが、
雑誌によって選択肢の設定が違うんです。
ある雑誌では「500万円以上~700万円未満」、
別の雑誌では「600万円~800万円未満」みたいな感じで。
なるほど。
共通化は難しいのですか?
世帯年収なら今後なんとか調整が可能かもしれませんが、
基本的に雑誌はそれぞれ対象としている読者層が異なりますからね。
確かに、微妙な違いが重要な気がしますね。
雑誌という媒体は、限られた読者に強くなければなりません。
Numeroはその典型で、特定のファンからとても強い支持を頂いています。
なるほど。
これは私の考え方ですが、
そんなコアな読者に近づくことが大切ではないかと。
Numeroでも、実際に読者を見てみようということで、
読者パーティ等のイベントを開催しています。
Webやメールの活用の鍵はそこに?
読者に近づくために活用すべきだと思います。
メールやWebでイベントを告知し、Webで応募を受け付けたり、
ケータイから読者記事の投稿を受け付けたり、
いずれもハガキ時代では出来なかったコミュニケーションです。
◆編集者のモチベーションUPへ
読者アンケートを見ていますと、
「一番面白かった記事は?」とか、
「一番つまらなかった記事は?」という設問を目にしますが、
編集者はどんな気持ちなんでしょう?
判決を聞くような感じなんでしょうか?(笑)
どう思います?
やはり、つまらない記事1位とかだと、ショックなのかなと。
先ほども少し触れましたが、
雑誌は狭い読者層を対象にしているので、
反応が極端なんです。
すごく好きとすごく嫌いがハッキリしやすいんですね。
確かにそうかもしれませんね。
すごく気に入られるか、すごく嫌われるか。
そういう意味で、これは個人的な意見ですが、
編集者にとって最も怖いのは、
実は「面白い」にも「つまらない」にもランキングされないことなんです。
なるほど。
まったく関心を持たれないくらいなら、
つまらないランキング1位のほうが良い、という感じでしょうか。
編集者にとって読者のレスポンスが如何に大切なのかがよく解りました。
Webの活用は編集者にも影響を与えているということでしょうか?
読者の声は編集者のモチベーションを高めるためには、すごく重要です。
Webを活用することでお客様の声を集めやすくなりますので、
効果があると思います。
そう言えば、スパイラルを使ったWebフォームも徐々に増えていると聞いていますが。
実は、読者の声は雑誌の広告主にとっても重要でして、
最近では、プレゼント応募の受付フォームをセットにした広告企画が増えています。
雑誌の広告を見て興味を持った読者が、Web上のフォームに応募できるってことですね。
そうです。
ネット広告ではよくありますが、雑誌でも、、、
雑誌広告の付加価値として定着しつつありますね。
スパイラルのおかげで、
「明後日までにつくってくんない?」
という無謀なリクエストにも対応できるようになりましたし。(笑)
ありがとうございます。(笑)
いやいや、さすがに明後日というのはキツいですね。
いくらなんでも1週間は欲しいですね。(笑)
本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
こちらこそ。
取材を終えて
今回は雑誌の編集部を取材するということで、取材前は少し緊張しましたが、
皆さんとても気さくな方々で、楽しい取材となりました。
記事にはしませんでしたが、スパイラルの機能追加のヒントも頂きました。
4月22日に「改善・不具合掲示板」がアップされました。
スパイラルの操作画面の上部にリンクボタンを設置しています。
要望を開発者に直接届けられる掲示板です。
ご意見、ご要望をお待ちしております!
今後ともよろしくお願い致します。

今回の「今月のスパイラー」はいかがでしたでしょうか?
感想お待ちしておりますので、是非お願い致します。
 ※ 頂きました感想は、今後「ランスパ!」にて紹介することがございます。

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  - 著者紹介 -
佐谷宣昭(さたに のぶあき)
略歴
1972年生まれ。当社社長。2000年4月に当社を設立。2004年11月から「今月のスパイラー」を担当している。
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