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NORENとMovable Typeのメリット・デメリットとは?

CMSには、WordPress以外にも多くのタイプがあります。その代表例が、国内のWeb制作会社が提供しているNORENやMovable Type(MT)です。NORENもMTもWordPressも、スパイラル®と連携して使用可能です。
CMSとして若干タイプが異なるため、どういった要素を重視するかによって選択判断が変わります。そこで今回は、NOREN、MTの特徴を説明したうえで、WordPressとの違いについてお伝えします。

NORENはセキュリティとリアルタイム性の両立が魅力

「NOREN」は、国内のWeb制作会社であるアシストが2002年から提供している老舗CMSの一つです。2014年にはWeb事業専門の子会社「のれん」を設立しています。

NORENの魅力は、静的CMSと動的CMSの要素を組み合わせたことで、両者の「いいとこ取り」をしている点にあります。静的CMSではユーザーの閲覧するページを事前に生成するのに対し、動的CMSではページにアクセスするたびにページを動的に生成するのが特徴です。

静的CMSのメリットは、セキュリティと運用面の安定性です。WebサーバーとNORENサーバーが切り離されているため、万が一NORENサーバーがダウンしてもWeb閲覧に影響しません。ユーザー環境に依存しないため、動的CMSに比べて表示速度が速いです。一方の動的CMSのメリットは、閲覧者のアクセスに応じてリアルタイムにコンテンツを出し分けられる点にあります。

本来静的CMSと動的CMSは両立しないのですが、NORENのバージョンNOREN6以降「Dynamicモジュール」を採用したことで、基盤は静的CMSでありながら、リアルタイムに公開したいコンテンツはリアルタイムにパブリッシュすることができるようになりました。静的CMSのメリットであるセキュリティや運用面の安定性を維持しつつ、Webサイトの表現の幅を広げることに成功しています。

その一方でシェアが高くなく、グローバルサイトでの実績があまりないのが気になるところです。しかし、国内サイトで、しかもセキュリティを重視したいならNORENが適しているでしょう。国内の会社が制作しているだけに、日本語でサポートが受けられるのもメリットです。

スパイラル®と連携させれば、個人情報をさらに切り分けて安全に管理できるようになるため、さらにセキュリティ面の安定性が増します。

Movable Type(MT)はシェアの高さとサポート体制で安心

Movable Type(以下MT)は、NORENと同じく国内に本社を持つシックス・アパート社が2004年から提供しているCMSです。もともとはアメリカ企業の日本法人としてスタートしましたが、現在は東京に本社を置く日本企業となっています。そのため、サポートは日本語で受けられます。

MTのメリットは、情報サイトやサポートが充実している点です。マニュアルやドキュメントがホームページにまとまっており、基本的な設定やカスタマイズであればこちらを参照することで対応可能です。

また、MTのライセンスを購入するとサポートやメンテナンスのサービスがついてきます。また、最新バージョンのダウンロードとメールによるテクニカルサポートをセットにした「年間メンテナンス」も購入すれば、サポートを継続できます。もちろんすべて日本語ですし、開発元であるシックス・アパート社からの迅速なレスポンスが期待されます。

MTは、既存サイトに導入しやすいのもメリットです。既存サイトの置き換えとなると、リンクの張り替えが大量に発生してしまうものですが、MTなら自動で張り替えが可能です。NORENと同じく静的CMSなので、セキュリティ・運用面でも安心して使えます。

ただし、MT専用の言語である「MTML」を習得する必要があるため、自社内で運用する場合はMT向けの研修・教育が必要となります。他のCMSから切り替えようとしても、ややハードルが高く感じるかもしれません。

WordPressにするべき基準とは?

NORENやMTとWordPressを比べた場合、特筆すべき違いは以下の二点です。

・WordPressは世界最大のシェアを誇る
・WordPressはオープンソース

WordPressは、CMSとして圧倒的なシェアを誇ります。オーストリアの調査・コンサルティング会社であるQ-Success社の調査「W3Techs(2017年11月19日時点)」によると、WordPressのシェアは実に59.8%となっています。2位のJoomlaでも6.6%に過ぎないことを考えると圧倒的です。

シェアが圧倒的であり、なおかつオープンソースであるがゆえに、テーマやテンプレート・プラグインなどが大量に存在します。また、ウィジェットをカスタマイズすれば自社オリジナルのデザインにすることも容易です。これらのサービスは、無料で使用できるのも利点でしょう。

一方でセキュリティホールがたびたび見つかるため、こまめにアップデートなどの管理が必要です。ところが情報の多くは英語であり、公式からのサポートがない、自力で情報収集や作業を行わなければならないなど、ハードルが高い点もあります。

したがって、WordPressを選ぶ基準としては、自社の担当者がHTML言語やセキュリティ管理のスキルを持っており任せられることと、特定のWeb制作会社に依存したくないことの二点が挙げられます。

以上の通り、それぞれの魅力と強みがあります。比較検討したうえで、自分たちが目指すwebサイト構築に一番適したものを使いましょう。

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