TRUSTe (読み:トラストイー)
TRUSTeとは、個人情報取り扱いに関する認定制度を管理している米国の非営利団体である。
1996年のPCフォーラムで構想が持ち上がったのがきっかけで、翌年1997年に設立された。2001年からは、TRUSTeに代わり日本技術者連盟(JEF)が、日本国内での認定業務を請け負っている。
代表的な認定制度に「TRUSTeプライバシーシール」がある。オンライン上の個人情報保護に焦点が当てられており、Webサイトが取得審査対象となる。現在、全世界で2000以上のWebサイトが認証を取得している。
「TRUSTeプライバシーシール」は、内部監査中心のプライバシーマークと異なり、厳しい第三者認証をおこなう。3ヶ月ごとにサイトレビューを行うだけでなく、「WatchDog」と呼ばれる消費者向けの苦情受付窓口を設置している。消費者から「WatchDog」を通して伝えられた苦情を受け、TRUSTeは是正要求をし、猶予期間の後改善の見込みがない場合はマーク使用権の取り消しなどを行う。
このような厳しい認証機構のため、「TRUSTeプライバシーシール」を取得することは、世界的に安全が認められた証と言われる。
2002年には、「Trusted Sender」という認定制度を発表した。これは宣伝メールを対象とした認定制度で、SPAMと信頼できる送信者からのメールを区別することができる。