パイプドビッツ、福岡市への「スパイラル®」導入事例を公開
~ 12月10日に配信開始した「徘徊高齢者捜してメール」の配信や協力者管理システムとして、高齢者が安心して暮らせる地域づくりを支援 ~
株式会社パイプドビッツ(本社:東京都港区 代表取締役社長 CEO:佐谷宣昭 証券コード3831、以下「パイプドビッツ」)は、福岡市(福岡県福岡市、市長:高島宗一郎)が、見守り推進プロジェクト第2弾として2013年12月10日に配信開始した「徘徊高齢者捜してメール」において、メールの配信や、協力者の登録システム及び協力者管理システムとして情報資産プラットフォーム「スパイラル®」を活用した導入事例を1月28日に公開しましたので、お知らせいたします。
九州最大の政令指定都市である福岡市は、人口150万人を突破してなお人口が増え続けており、15歳〜29歳の若者層の割合が政令指定都市の中で最も高い一方で、高齢者も増加傾向にあります。
全国では高齢者の推計15%が認知症とされ、厚生労働省は2010年の認知症高齢者数を約439万人と推計し、施策推進計画を策定しています(※1)。福岡市では認知症高齢者が2012年度末で約2万9千人と4年前に比べて約1.2倍になり、福岡県警では、自宅に帰ることができずに警察に保護されたり、徘徊などによる行方不明者届が増加していると発表しています。(※2)。
そこで福岡市は、道迷いや徘徊により行方不明になった高齢者の早期発見・早期保護を目的として、市民の協力サポーターや、介護事業者、交通事業者、コンビニ等の協力事業者に、警察に行方不明者届が出された行方不明者の服装や体型などの情報をメールで一斉配信し、可能な範囲で捜索に協力してもらい、発見した際にはメール文中の警察署に連絡していただく「徘徊高齢者捜してメール」事業を開始しました。開始後1か月で、4件のメール配信があり,いずれも無事に発見されております。
福岡市は、厳格なセキュリティが求められる官公庁自治体に多数採用されている「スパイラル®」を利用することで、協力者の個人情報を安全に管理しながら、即時配信機能で緊急配信にも迅速に対応できる仕組みを実現しています。
また、「スパイラル®」のデータベースは画像の格納ができるため、顔写真を取り扱うことができます。行方不明者のご家族の同意により、顔写真や実名の公開範囲を制限できるよう構築しており、個人情報への配慮と利便性を両立させています。1月28に公開した導入事例を、ぜひご覧ください。
住み慣れた地域で安心して暮らせるよう「見守り、支え合う、強い絆の地域づくり」を目指して「徘徊高齢者捜してメール」の配信を開始しました。皆さんのちょっとした声かけと気遣いが認知症のある高齢者とご家族の安心につながります。ぜひご協力ください。
support@req.jpへ空メールを送信してください。
その後受信したメールに記載されているURLから登録手続きを行ってください。
メールを受信したときには、お仕事での外勤時や通勤時、外出時に可能な範囲でメールの内容にあてはまる方がいないか捜していただき、あてはまる方を見かけた際は、メールに記載してある警察署へご連絡ください。
ご協力はできる範囲で構いません。大切なご家族が行方不明になった時、ご本人もご家族もとても心配だと思います。ご本人とご家族の心配を少しでも和らげるために、多くの方のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
「スパイラル®」は、官公庁、金融、サービス、教育機関など、幅広い業種・業態のお客様にご利用いただいている国内最大規模の情報資産プラットフォームです。販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、皆様からお預かりする様々な重要情報資産を安全なプラットフォームで管理しています。
なお、「スパイラル®」はお客様ごとにCO2排出量をお知らせする唯一のASP・PaaS(クラウド)サービスであり、CO2排出量の可視化等の取り組みを通して地球環境保全の啓発にも貢献してまいります。
株式会社パイプドビッツ
社長室 広報担当 立花
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