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パイプドビッツ、薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla®」新版1.1.0を提供開始~払出伝票から棚卸処理まで在庫管理を一元化し、過剰発注やデッドストックを削減~

2015年2月27日

パイプドビッツ、薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla®」新版1.1.0を提供開始
~払出伝票から棚卸処理まで在庫管理を一元化し、過剰発注やデッドストックを削減~

 株式会社パイプドビッツ(本社 東京都港区、代表取締役社長CEO 佐谷宣昭、証券コード3831、以下「パイプドビッツ」)は、中小病院向けの薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla®(ジョイプラ)」をバージョンアップし、2015年2月26日に、払出伝票や棚卸処理など在庫管理に対応した新バージョン1.1.0を提供開始しましたので、お知らせいたします。

薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla®」

背景

 70.1%(※1)の病院が赤字経営に陥る中、病院運営に係る費用の25.5%(※1)を占める薬品費・材料費の削減が病院経営改善の鍵といわれています。
 パイプドビッツは、2012年に「JoyPla®」を提供開始し、地域医療を支える中小病院のコストダウンに貢献することを目的に、参画する中小病院をとりまとめスケールメリットを活かした交渉による納入価格の削減に取り組んでいます。2年半にわたり「JoyPla®」をご利用いただく中で、200床未満の中小病院においては、医療消耗材料などの調達を担う用度担当者が、表計算ソフト等で在庫管理をしていることが多く、院内各部署の在庫が見える化されていないために部署間で融通がきかず、過剰発注や過剰返品、デッドストックが発生するなど、主に大病院向けの物品物流管理システム(Supply Processing and Distribution、以下「SPD」)を導入するには経済的な理由からハードルがあることがわかりました。
 そこでパイプドビッツは、これまで発注業務を担ってきた「JoyPla®」の機能を拡充し、中小病院が使いやすい在庫管理機能を標準実装することにより、発注業務及び在庫管理の一元化を低コストで実現します。

(※1)出典:一般社団法人全国公私病院連盟「平成25年病院運営実態分析調査の概要」(2014年3月3日発表)
https://www.hospital.or.jp/pdf/06_20140303_01.pdf

新バージョン1.1.0 概要

 新バージョン1.1.0では、払出伝票機能、発注確認表発行機能、発注調整機能、入出庫管理機能、棚卸処理機能、受注確認機能などを搭載します。これらの新機能により、用度担当者は、各部署から集まる払出伝票の発行から入力、卸への発注、棚卸まで払出伝票をベースにした在庫の一括管理が可能になります。
 中小病院に特化し、高度な分析機能などを省いたシンプルな機能構成で設計しているため、一般的なSPDと比較すると最大で9割超のコスト減となり、安価に在庫一元化を実現します。

新バージョン1.1.0 主な新機能

(1)払出伝票機能
 払出伝票機能は、病棟や外来、検査科などの各部署から用度担当者への院内注文票である払出伝票の発行や入力ができます。また、払出伝票の履歴も一覧化されます。
 従来、払出伝票は主に複写式の伝票が用いられており、印刷費に加えて、手書きの記入手間や読み違いのリスクがありました。払出伝票機能は、払出伝票入力画面で部署を選択すれば、部署に紐付く商品が反映された払出伝票(印刷可)を作成できます。商品名や商品コードがすでに表示されているため、各部署では、日付や数量を記入すればよく、業務効率化が期待できます。
 また、複数担当者で操作できるため、各部署で払出伝票入力画面に直接数量を入力すれば、オンライン上で払出注文を完結することができます。
(2)発注確認表発行機能
 発注確認表発行機能は、用度担当者が管理している院内倉庫の取扱リストを発行できる機能です。払出伝票入力があった対象商品は色が変わるため、倉庫に十分な在庫があるのか、または卸に発注する必要があるのか、効率的にチェックすることができます。
(3)発注調整機能
 発注調整機能は、卸への発注直前のプロセスです。各商品の最小発注単位数(入数)、前回の発注で入数に満たなかった残数、払出伝票注文数が自動計上されており、(2)で確認した発注数の調整分を入力すると、今回の発注数及び残数(入数に満たなかった残り)が自動計算されます。払出伝票注文の自動集計だけではなく、実際に院内倉庫の在庫を確認し調整してから発注したいという中小病院の声に対応するために開発された機能です。払出伝票注文通りに発注する場合はスキップすることも可能です。
(4)棚卸処理機能
 棚卸処理機能は、部署ごとの実地棚卸(計数)を記入する棚卸表(印刷可)の発行や、棚卸在庫数の入力ができる機能です。棚卸表入力画面で部署を選択すれば、部署に紐付く製品や単価、棚卸高が表示されるため、印刷し計数用の棚卸表として活用できます。計数量を入力すると単価から棚卸金額が自動計算されます。
(5)入出庫管理機能
 入出庫管理機能は、倉庫在庫を起点とした入出庫管理表を作成する機能であり、在庫を一覧管理できます。前回の実棚卸数に、発注数(=卸納品数)を入庫、払出伝票合計数を出庫として計算上在庫を自動算出します。欠品などで納品されなかった未入庫数のみ手入力することで入庫数を調整し(4)で入力した実棚卸数と計算上在庫の差異を把握することが可能です。
 従来は、納品書を1つ1つ加算して管理することが主流であった計算上在庫算出を、自動集計された発注数から欠品分だけを引き算する(未入庫数のみ入力する)ことで、管理を効率化できます。
(6)受注確認機能
 受注確認機能は、病院からの発注を受注した卸側が操作するステータス更新機能です。病院が発注すると、病院側の発注書一覧ページではステータス欄が「発注完了」になり、卸側の発注確認ページではステータス欄に「受注確認」ボタンが表示されます。卸が受注内容を確認し「受注確認」ボタンをクリックすると、病院側・卸側ともにステータスが「受注完了」に更新されるため、病院は発注が通ったことがわかり安心できるほか、卸では、従来は発注を受けたことを都度FAXで通知していた手間をわずかワンクリックにまで軽減できます。

 なお、「JoyPla®」は、パイプドビッツが提供する情報資産プラットフォーム「スパイラル®」を基盤に開発・提供されています。今後も、多機能な「スパイラル®」を活用した新しいサービスを企画、提供することを通して、地域医療を支える中小病院経営に貢献してまいります。

「JoyPla®」とは

 「JoyPla®(ジョイプラ)」は、中小病院向けのクラウド型薬剤・医療材料発注システムです。卸との取引関係を変えずに、インターネット経由で各部署の払出伝票の数量を元に集計した医療材料を一括で発注でき、発注データを活用した入出庫管理を実現します。
 多くの病院にご利用いただくことで、卸やメーカーのご協力のもと、医療材料を通常より低価格で仕入れるしくみであり、コストや手間を削減します。
 2014年4月実施の診療報酬改定や消費税増税による中小病院経営への影響が生じる中、ぜひ新しい購入体験を病院経営改善にお役立てください。

薬剤・医療材料発注プラットフォーム「JoyPla®」

「JoyPla®」に関するお問い合わせ先

株式会社パイプドビッツ
医療・福祉ソリューション事業部 担当:千根(ちね)、西丸(にしまる)
TEL:03-5575-6650 FAX:03-5575-6677

お問い合わせフォーム (JoyPla紹介サイト)

株式会社パイプドビッツ
経営企画室 広報担当 立花
受付時間:平日10:00~18:00
TEL:03-5575-6601

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