―導入後について スパイラル®で狙い通りの効果を発揮できましたか?
応札者様との質疑応答についてはスパイラル®で質問を受付け、回答をWeb上で応札者様が確認できることから、これまで手作業で行っていた業務が合理化できました。毎日の業務ですし、質問も通常100件を超えますので、事務工数が大変かかっていたので効果としては大きかったと思います。事務局の使命からも、素早くレスポンスすることが応札者様の提案のクオリティーアップにもつながりますので手作業部分が合理化できたことは非常に有意義でした。
他にも、応札者様からの見積もりやプレゼン資料などが、バラバラにメールで届いていましたが、スパイラル®に一つにまとめることができたのでスッキリしました。システム上で完結できるところがよいですね。
もちろん、当社だけでは無く当初の目的である主催者様と応札者様の事務負担の軽減も図ることができたことが一番良かったことと感じています。
―質疑応答に係る時間についてですが、実際の対応時間はどれくらい変化がありましたか?
工数的には半分近くになりました。例えば、質疑応答に関していうと、回答と同時に応札者様が閲覧できるフローができました。回答を作成する工数は変わりませんが、前後の事務が半分になりました。
―実際、利用されるメンバーからの感想などはありますか?
思ったよりも分かりやすいという反応でした。開発の打合せを利用メンバーとともにすることで利用メンバーの理解が進むのが良い方法とは思うのですが、スケジュール調整が難しく、結果的に開発の打合せは私と特定のメンバー主導となってしまいました。
利用メンバーに操作方法の細かなレクチャーが必要になるかと思っていましたが、
わかりやすいインターフェースをご提案いただけたので、簡単な説明だけですぐに自分で操作しています。使い方についての説明で負担を感じたことはほぼなかったですね。
操作方法がわかりやすいことは特に主催者様・応札者様には大変重要なポイントと考えております。日々の業務であれば使い方の教育に時間をかけても利用機会が多いことで相殺できますが、物流コンペは数年に1度であり、そのためだけに操作方法を覚えることは無駄でしかありません。直感的に使えるインターフェースのおかげか、主催者様・応札者様からの利用方法に関する問い合わせもほぼ無いことから、主催者様・応札者様に負担のかからない仕組みができたと思っています。
―このシステムを作るにあたってこだわった部分は?ここだけは外せない条件などはありましたか?
主催者様・応札者様の負担を減らすことと、事務局として普段我々が行っている業務をなるべくシステムにのせたいと考えていましたので、いったんは目的を達することができたと思っています。
―今後の展望について教えてください。
システムリリース時は必要な機能を可能な限り盛り込んだわけですが、我々のコンペ実行支援サービスも日々進化しており、支援サービスの内容とシステム機能に乖離が出てきています。これについては早期にキャッチアップしていく予定です。
また、当システムは当社のコンペ実行支援サービスのツールとして利用しているわけですが、システムだけ使って頂いても事務工数の削減効果が得られることから、今後システム利用のみのサービス提供も検討していきたいと考えています。
―ありがとうございました。