―スパイラル®を導入した結果、どのような成果がありましたか?
まず2013年にスパイラル®の導入でプロトタイプを開発しました。初めはソースを流用する形でお客様に提供していましたが、スパイラル®のアプリ機能を使って、2014年3月にプロトタイプを汎用的に使えるよう改修をおこない、『EXPOLINE entry』としてリリースしました。プライベートカンファレンスイベント用に開発したものですが、小規模セミナーや商談会など、様々なタイプのイベントで利用を拡大しています。
実際に利用を積み重ねると、やはり様々な課題、要望が出てくるものです。昨年2016年3月には、そうした課題、要望をふまえていくつかの機能を改修・追加し、リードタイムも1/3短縮することが可能になりました。
―システムの構築で工夫された点、こだわった点などがあれば教えてください。
アプリ化していても、イベントの内容に合わせて初期設定が必要になります。『EXPOLINE entry』は全てオリジナルソースで作成しているので、フォームの入力・確認・サンキューの各画面、一覧表・単票、マイエリアと、ソースの書き換えだけでもかなり手間がかかっていました。これを、スパイラル®のカスタムモジュール機能を使って共通パーツ化し、一括で変更できるようにしました。画面数も多いので、大幅に作業効率が改善されました。
―今後、このサービスをどのように発展させていこうとお考えですか?
今後も、バージョンアップを行っていくことで、イベント主催者であるお客様のご要望により柔軟にお応えできることはもちろん、イベントに参加されるお客様にとっても、もっと便利で、もっと使いやすく、さらに価値を提供できるようにしていきたいと思っています。
あとは、今回は実装できませんでしたが、スパイラル®ならスマホアプリやSNSとの連携などにもチャレンジしていきたいです。そのためにも、もっと開発パートナーさんが増えて欲しいと思っています。スパイラル®で実現できそうなお客様のニーズは他にも数多くあり、開発パートナーさんが増えることは私たちにとってもプラスです。
スパイラル®と他サービスとの連携により今までできなかったことができるようになればさらにお客様のニーズにお応えできる幅が広がると考えています。今後も新しいご提案をしてもらえることをパイプドビッツさんには期待しています。
―本日は、ありがとうございました。
(2017年4月10日掲載)