―「Webお問い合わせ管理システム」の効果を教えてください。
各部署・各グループ会社に分散していた個人情報をSPIRALに集約することができました。情報が一元管理されているので、過去のお問い合わせ情報の削除など、定期的なメンテナンスも漏れなく行えるようになりました。セキュリティレベルも自社管理の頃と比べて大きく向上していると思います。
以前は、お問い合わせ窓口としてメールアドレスをWebサイトに掲載しているグループ企業もありましたが、これを一斉に廃止して、すべて「Webお問い合わせ管理システム」に移行させました。Webサイトにおけるお客様との接点を「Webお問い合わせ管理システム」に集約したことで、情報管理体制が強化されています。
広報部では、お問い合わせ対応履歴の全件チェックを定期的に行っています。対応内容や対応スピードに問題があれば、該当企業に指導を行うこともあります。「対応内容を第三者がチェックしている」という意識は、各社の対応品質の向上に貢献していると思います。
また、「転送機能」を用意したことで、回答が難しいお問い合わせへの対応を他部門に依頼することもできるようになりました。担当者によっては、法人向けビジネスの経験しかなく、個人のお客様への対応に不慣れな者もいます。「転送機能」を使うことで、お客様センターの有識者から正しい言葉遣いなどのアドバイスをもらい、対応に活かしている事例もあります。
―パイプドビッツへのご要望、ご期待があればお聞かせください。
2022年春に改正個人情報保護法が施行されるなど、個人情報の取り扱いは年々厳しいものになっています。私たちが構築した仕組みや業務フローも、時代の流れにあわせて常にブラッシュアップをしていかなければなりません。そのためにも、パイプドビッツには個人情報保護に関するトレンドや、SPIRALの活用提案など、これからもいろいろなご提案や情報提供をいただきたいと思っています。