―受講会場での受付業務には、どのような変化がありましたか。
データベース連動型二次元コードリーダー「SPIRALシャリーン」を導入したことで、二次元コードを読み取るだけで受付業務が完了するようになりました。受講会場には二次元コード読み取り用のタブレットを設置し、非接触で受付できるようになり、感染症対策にも配慮することができています。読み取りと同時に、その受講者の席番号やご本人の顔写真が表示されるため、本人確認と席の案内を効率化することができています。
―SPIRALの導入で、どのような成果が得られましたか。
以前は、建築士定期講習の事務処理に7名体制で取り組んでいましたが、今では3名で十分業務を回せるようになっています。受講者が増加傾向にあるなかで、ここまで人員が削減できたのは大きな成果です。管理者向けページで受講者の情報を即座に検索できるので、受講者からのお問い合わせにも即座に対応できるようになりました。
また、決済代行サービスとのシステム連携により、受講料の支払いに関するトラブルはほぼ無くなりました。クレジット決済の結果は瞬時にSPIRALに反映されるため、リアルタイムで受講者のお支払状況を確認できるようになった点も高評価です。銀行振込だけの場合は、毎日夕方に口座を確認していましたが、今ではその手間がなくなっています。
あと、「SPIRALシャリーン」による受付業務の効率化は、事務局だけでなく受講者にも喜ばれました。実際に「ここまでしっかりされて…凄いね」という嬉しいお言葉をいただいたこともあります。
―SPIRALやパイプドビッツへの評価をお聞かせください。
今回の成果の背景にはSPIRALというツールの使い勝手だけでなく、粘り強くご提案いただいた営業担当の豆井さんのお力添えが大きかったとも考えています。私たちの業務フローを熟知いただいた上でご提案いただいたことにより、実装した機能の一つひとつがしっかり効果を発揮しました。また、受講者と弊社の事務担当者のユーザビリティを常に考えられていた点も高評価です。我々が納得いくまで、とことん仕様検討にお付き合いいただき本当に感謝しています。
―今後の展望をお聞かせください。
建築士定期講習の業務は、今ではSPIRALが基軸となって進んでいます。今後もシステムの運用にあたって、担当者の方にサポートいただける点は非常に安心できますし、だからこそ、これからも採用し続けていきたいと深く感じています。
将来的な展望としては、もう一歩踏み込んで戦略的に受講者を増やしていくような施策に取り組んでいきたいですね。現在はリマインドメールで既存の受講者にアプローチできるようになっていますので、建築に関する別の資格の講習へのご案内にも活用したり、別のサービスをご案内したりといった、弊社との新しい関係性を構築するためにも活用できればと思います。