―SPIRALを選定した理由を教えてください。
候補に挙がったその他のツールと比較して、SPIRALは次の3点がすぐれていました。
1つは、WordPress公式プラグイン「WP Member Login by SPIRAL」により、ローコード開発が可能で開発時間が大幅に短縮できる点。当時他のツールを調査していた中で、こういったプラグインを公式に提供されているのはSPIRALだけだったと思います。
また、SPIRALは非常にセキュアな仕組みであることと、国産ベンダーであることから、柔軟性が高く、かゆいところに手が届くようなサポートが期待できそうだと考えました。
そして1番の決め手となったのは、機能とスピードのバランスが良いことです。ツールを選定するうえでは、機能面や価格面などさまざまな条件がありますが、SPIRALは機能とスピードのバランスにすぐれています。時間的な制約がなければ、より機能が豊富で安全性の高いサイトが作れたかもしれません。MAツールだけで簡易サイトを作る方法もあったでしょう。
しかし、限られた時間の中でサイトを構築する必要がある中で、SPIRALは「ちょうどいいスピード感でセキュアなサイト」を実現できるツールでした。安心して素早くサイト構築できる点で、非常にバランスがとれた良い製品だったのです。
―SPIRALを活用して構築されたサイトについて教えてください。
特定の業界向けの機器を販売するメーカー様が、見込み顧客や既存顧客に向けて最新情報や技術を紹介するオウンドメディアです。業界自体のデジタル化を推進するために、最新の技術について学べるコンテンツを作成して配信しています。サイト上のコンテンツは会員向けと非会員向けに分かれており、より多くの方に会員になっていただけるよう、会員向けの領域ではより良質なコンテンツをお届けして差別化を図っています。
この会員サイトにおいて、SPIRALは会員データベースやアプリのセキュリティ担保、ログイン認証機能として利用しています。また、お客様が利用されているMAツールとSPIRALを連携させ、MAツール側でメールによるナーチャリングなどを行なっています。
もともと、APIリファレンスが揃っていることは理解していたので、SPIRALで会員登録されたデータをMAツールに流し込んだり、MAツールの販路情報をSPIRALに戻したりといった部分は比較的スムーズに開発することができました。
―実際の構築作業はどのように進められたのでしょうか。
外部のWeb制作会社と当社とで役割分担をしました。当社は全体の設計とSPIRALの主構築を、Web制作会社はWebデザインやコンテンツ作成を行いました。新規会員登録のフォームなどは、両者で協力しながら進めています。
SPIRALの設定作業はサポートページを見ながら、場合によってパイプドビッツのユーザーズデスクを利用させていただきながら進めました。
―パイプドビッツのサポートについては、いかがでしたか?
ユーザーズデスクに入ると画面共有をしてすぐに説明をスタートしてくれるのですが、この流れが大変使いやすいと感じています。これまでさまざまなツールを触ってきましたが、中でもパイプドビッツのサポートは非常にスピード感がありますね。また、担当の方々のスキルレベルも高いので、新しい機能がリリースされても安心して触ってみようと思えます。
提案時から導入、構築まで、みなさんすごく親身になって対応してくれて、我々としても安心して同じ船に乗ることができたなと感じています。