―ホームページの会員管理にスパイラル®を採用いただいた理由をもう少し詳しくお聞かせいただけますか。
いくつか理由がありますが、1 つ目はホームページのリニューアル以前からスパイラル®を利用していたということがあります。
スパイラル®を知るにつれて、たくさんの機能があることに気付いていきましたので、もっと活用できるのではないか、と考えたのがきっかけです。
2 つ目は、低コストで会員認証や会員情報のセキュリティを高められるという点です。
ホームページの会員認証は、もともとベーシック認証(※)を考えていましたが、コストをあまりかけずにもっとセキュリティを高める方法はないかと探していました。
その際に、パイプドビッツの豆井様からスパイラル®API の機能をご紹介いただき、活用できると判断しました。
3 つ目は、既に当社と似た業界での導入実績が多かった点です。
そして、4 つ目、これが結構重要なポイントでしたが、担当の豆井様が不動産業界専門の部署で営業をされているという点です。
今回のリニューアルでは、会員管理を行う複数のシステム会社からもお話を聞きましたが、やはりその際に我々の考えていることや、事業のバックボーンを知っているかどうかという点はとても重要でした。不動産のビジネスモデルを一から説明する必要がありませんからね。
その点、パイプドビッツは業種ごとに特化された事業部制ですよね。
当社のビジネスに関する基礎知識がある点はとてもポイントが高かったです。
―ホームページの会員管理にスパイラル®を採用いただいたメリットはどうでしょうか?
1つ目は、会員の個人情報のセキュリティを担保しながら、会員専用ページへのアクセスを可能にできていることです。
募集物件の中には、会員が特定ページの内容について同意をしなければ、物件情報を閲覧できない仕組みが必要でした。アクセスしたユーザーのログイン状況によって、閲覧させるページを切り替える、そういった物件ごとのページ閲覧制御も、スパイラル®API で実現できています。
2つ目は、会員審査の業務をとても楽に行えていることです。
ホームページにはスパイラル®と連動したフォームを設置しており、そこから会員登録申請をしていただくのですが、同業者様には会員登録をお断りするため、会員の審査をしています。
会員登録申請があると、当社宛に通知メールが送信されるように設定しており、そのメール内に、登録申請者を一覧できるページへのリンクを記載しています。
リンク先ページでは、申請があった会員ごとに「承認」「お断り」を選択できます。選択すると、自動的に会員宛にメールが送信される仕組みになっており、非常に短時間で審査を行えるようになっています。
この一連の業務フローとWeb ページをすべてスパイラル®で構築しているのですが、スパイラル®導入のおかげで、想定していた会員申請審査の作業量が1/10程度になったのではないかと思います。
また、スパイラル® API や認証機能が標準で搭載されているため、追加のコストをかけずにホームページに実装できた点も大きなメリットです。
POINT ベーシック認証
アクセスの制限されたWeb ページにアクセスする際に、Web ブラウザでユーザー名とパスワードの入力を求め、サーバでアクセスを許可しているユーザーに一致すると、ページを閲覧することができる仕組み。