―こころの健診センターの数値結果は、社長が感じていた社員のストレス状態とどのような違いがありましたか?
ストレスチェックの結果は、一人当たりの仕事の時間が多いことをストレスに感じているとほぼ思った通りです。ただ、意外なところで少し突出したストレス値の高い社員がいたことは思いがけないことでした。経営者が社員と接している感覚と、ストレスチェックの結果が思った以上に違いがでたことは、同じ働き方をしていても感じるストレスは変わるという良いヒントとなりました。
―こころの健診センターの結果は、どのように生かされましたか?
労働時間の負担が、社員が一致するストレス問題と分かりましたのですぐに社会保険労務士へ相談を入れました。プライベートの生活は各個人で異なるため、ノー残業デーの制定、フレックス制の導入、有休消化の推奨など、会社からの支援で社員が働き方を選べる体制の構築を推進・検討しています。
システムで客観的に見えたストレスの数値は、職場の共通認識の問題として、働き方を改善するために社員同士が活発に話し合いをすることにもつながりました。自身が抱えている仕事の内容や量、進行状況を共有することで、お互いの仕事を助け合いながら、働く時間を組み立てる意識の変革が進んでいます。
政府が働き方の改革を掲げて会社が変ようと推進していますが、自発的に仕事のやり方を変える意識は芽生えなかったと思います。自分自身のこころの状態が客観的に見つめられ、個人と会社で問題を共有・把握することができたことで、他人事ではないと受け止めて取り組めているからこそ自発的な改善を進められているのではないでしょうか。
―システムを導入・運用するなかで、弊社のサポートや対応はいかがでしょうか?
パイプドビッツさんには、昨年2016年7月にこころの健診センターの提案をもらい、翌月には導入しストレスチェックの実施ができましたので、スケジュールの進行スピードとレスポンスが凄く早かったです。だからと言って対応がマニュアル的でもなく、当社で社員向けにこころの健診センターの説明会を実施してもらうなど、細やかなサポートも丁寧にしていただいたことには感謝もしています。
―本日は、貴重なお話を頂きありがとうございました。