大量のデータの取り扱いが可能なスケーラビリティの高い
システムを探していた
日経CNBCと、SPIRAL® を利用しているメルマガ会員について教えてください。
日経CNBCでは経済ニュース番組を配信していますが、近年はテレビよりもインターネットでの視聴を検討される方が増えてきました。以前はテレビ放送中心の一方向的な情報発信が中心でしたが、これからはお客様と双方向でコミュニケーションを取るための接点を持つことが重要であるという認識を持っています。お客様から頂いたご意見や情報を蓄積していくことで、コンタクトが可能なお客様を増やし、メルマガでのリアクションなどからお客様の興味の対象を分析して番組制作にも反映させていき、最終的には日経CNBCのファンになっていただく方を増やしていきたいと考えています。
メルマガには、日経CNBCを視聴されていない方も多数登録されています。日経CNBCのコンテンツがどのようなものか知ってもらい、興味を持っていただけたらネットやテレビでの視聴契約をしていただきたいと考えており、そのためにもメルマガ会員を増やしていきたいと考えています。
SPIRAL® を採用した理由は?
情報管理専門の会社であること、セキュリティ対策がしっかり行われていることです。元々スクラッチ開発のシステムを利用していたため、セキュリティ対策に関わる人的リソースや脆弱性診断のコストが負担になっていました。SPIRAL® ではセキュリティ対策がされており、定期的に脆弱性診断をしているので当社側で行う必要がありません。以前のシステムと同程度のコストで機能やセキュリティを増強できたことにコストメリットを感じています。
会員数が増えて大量処理ができなくなったそうですが、具体的にはどのような問題が起きたのでしょうか?
1万件を超えたころから、データを抽出する際に、サーバーの処理に時間がかかりDLできずにタイムアウトしてしまうということが頻繁に発生するようになりました。また、元々利用していたシステムでは運用担当者がデータの一括登録を行うことが難しく、エンジニアに毎回頼まなければならないといった負担もありました。
1カ月でシステム構築 担当者だけで
データのDLやインポートが可能に
導入決定してから導入まで1カ月とのことですが、その際に何か問題点や課題などはありましたか?
特に問題なく導入することができました。ただ、弊社のWEBシステムとSPIRAL® を連携するプログラムの開発をシステム会社に依頼をしていたのですが、1カ月で完成させなければならなかったのでそのプレッシャーは感じていました。
導入コストについてはいかがでしょうか?
SPIRAL® 自体の導入コストは非常に安価で、ランニングコスト自体もこれまでとほぼ同コストでシステムを運用でき、尚且つセキュリティ対策や脆弱性検査を自社で行わなくても構わないので、セキュリティに関わるリソースや対策費用など、表面上見えにくいコストの削減にもつながりました。
できることが増えた。セキュリティに関するコストも削減
SPIRAL® の導入してから変化があったと感じた部分はありますか?
導入前のシステムではWEBサイトからの会員登録が主で、当社主催イベントの参加者の情報をうまく活用ができていませんでした。しかし、イベント参加者へのアプローチと、そこからのメルマガ会員化の導線を作ることができ、メルマガ会員を約1.6倍に増やすことができました。そしてSPIRAL® ではレスポンスが快適なので、大量のデータを抽出できずにタイムアウトするといったストレスから解放されました。
また、以前のシステムでは、どうしても機能拡張性・将来性という観点で考えるとコストやリソースの部分で難しい点がありました。しかしSPIRAL® は、様々な企業に幅広くサービスを提供していることもあり、いろいろな要望を受け付けています。我々が要望しなくても、機能が拡張されていき、また新しい機能を提案していただける点に魅力を感じています。
今後の展望やSPIRAL® に対する要望はありますか?
SPIRAL® の導入で、開封率測定などこれまでできなかったメルマガの効果測定ができるようになりました。しかし現在は細かい分析をするために、CSVで落としてエクセル上で集計をしている部分もあるので、そこも含めてSPIRAL® 上で解決できるとより作業効率があがるので今後の機能改善に期待しています。