LINEビジネスコネクトでできること。メリットや活用シーンを紹介

掲載日:
2019/03/07
更新日:
2019/07/26

ソリューション

LINE連携

LINEビジネスコネクトは企業向けのサービスで、利用することによってLINEでできることが圧倒的に増えます。使い方やメリット、実際にどのような場面で使われるのかを紹介しますので、導入した際に活用してみてください。

LINEビジネスコネクトの基礎知識

LINE株式会社は、個人利用のためのLINE本体以外にも、LINEで利用できるさまざまなサービスを展開しています。LINEビジネスコネクトもその1つです。

LINEビジネスコネクトがどういったものなのか、まずは概要についてご紹介します。

LINEビジネスコネクトとは

LINEビジネスコネクトは、APIを使ってLINEを外部ツールで利用できるようにするサービスです。

API(Application Programming Interface)は、あるソフトのデータやサービスを、別のソフトで利用する仕組みのことです。SNSの投稿記事を、企業が自社のWebサイトと連携させているシステムも、APIの一環と言えるでしょう。

LINEビジネスコネクトを活用することで、LINEのデータやサービスを別のサービスと連携できるようになります

LINEビジネスコネクトが選ばれる理由

LINEビジネスコネクトは、現在多くの企業が利用しています。その理由として挙がるのが「顧客に対してほかのコミュニケーションツールよりも気軽に、迅速に対応できる」からだと言います。

顧客へのサポート対応としてよくあるのが、電話やメールです。電話の場合は受付時間に制限があり、混雑時にはなかなかつながらないケースも少なくありません。メールの場合、返信に時間がかかったり何度もやりとりをしたりすることも多いでしょう。

LINEの自動応答機能やボットを利用することで24時間受付ができますし、ユーザーが求めている回答をボットが提示してくれます。記録に残るので聞き違いなどが発生する心配もありません。

もう少し詳しく知ろう

LINEビジネスコネクトの概要について、もう少し掘り下げて解説します。LINEビジネスコネクトを利用したアカウントの実例や機能例について見ていきましょう。

ビジネスコネクトアカウントとしての意味

LINEコネクトは、LINEのアカウントと連携させることで効果を発揮します。例えば、あるファッション系ショッピングサイトでは、セールスやキャンペーン、売上ランキングといった情報が企業アカウントからチェックできます。

さらに企業アカウントをユーザーが友だち登録することで、個別メッセージを受け取れるようになります。ビジネスコネクトアカウントはその際に、ユーザーの性別や年齢などに合わせ、送るメッセージを変えられるのです。

このようにアカウントをフォローしてくれたユーザーに対するプロモーションが向上でき、さらに登録者を増やすことに期待が持てるでしょう。

ビジネスコネクト機能としての意味

運送業でもLINEビジネスコネクトは利用されています。ユーザーからの配達時間の変更や問い合わせに対して自動で対応できるので、人の手がかかりません。

お店への予約登録やキャンセルなど、さまざまな顧客の個別対応を自動でしてくれる機能はビジネスコネクトならではです。

ビジネスコネクトを利用することで、今まで人の手でしなければならなかった顧客への対応の多くを自動化できるのは、大きなメリットと言えます。

LINE@も同様の機能

LINE@も、企業や団体などの情報発信に向けたLINEを利用するサービスです。

自動応対機能や一斉配信機能、トーク機能が付属していて、活用することで顧客サービスの向上に期待が持てます。無料アカウントも利用できるのでお試しで利用してみても良いでしょう。

しかし、月の配信数には制限がありますし、LINEビジネスコネクトほどの高機能APIは付属されていません

個人経営のお店など、小規模での利用には適していますが、数十人以上とやりとりをする場合、LINE@にビジネスコネクトを導入することをおすすめします。

LINEビジネスコネクトの機能

LINEビジネスコネクトには、マーケティングに適したさまざまな機能がありますが、その中でも代表的な機能を紹介します。

1to1コミュニケーション

ビジネスのためにLINEを使う場合には何百人、あるいは何千人という顧客からの問い合わせ対応などコミュニケーションを取らなければなりません。一人ひとりに対するリソースはどうしても小さくなってしまいます。

LINEビジネスコネクトでは、LINEの登録者を個別に管理できるのです。過去にどのような問い合わせがあったか、またどのような種類のクーポンの利用率が多いかなどを顧客ごとに分析ができます。

顧客ごとに応じた対応がスムーズに、丁寧にできるようになるのが魅力の1つと言えるでしょう。

セグメント配信

年齢や性別、収入状況や購買履歴といった登録者別の情報(セグメント)ごとに分けたメッセージを配信できるのも、LINEビジネスコネクトの大きな魅力です。

従来の機能だと、登録者全員に一斉送信が基本でした。そのため、人によってはまったく当てはまらない不要な情報が掲載されたメッセージになってしまうことも少なくなかったのです。

しかし、セグメントを分析し、それぞれの顧客にあった配信ができることによって、メッセージ1つ1つの効果が向上します。顧客にとっても有益な情報しか送ってこない優良アカウントとして認識されるでしょう。

ID連携

LINEのIDと企業が持つ会員IDを紐付けしておくことで、ユーザーはどちらのサービスの恩恵も受けられるようになります。登録手続きがどちらか一方で済ませられるのであれば、会員登録者の増加にも期待が持てるでしょう。

企業側のデータベースでLINEユーザーが管理できるようになるので、顧客ごとのセグメント情報管理が可能です。それに合わせる形でのメッセージ配信が楽になるといったメリットもあります。

LINEビジネスコネクト利用のメリット

LINEビジネスコネクトを使った場合、豊富な機能のAPIが利用できるほかにどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

ユーザビリティの向上

LINEビジネスコネクトの導入によって、ユーザーの利便性が向上します。よく利用されているサービスとしては、LINEにログインすることによって、企業が有している他サービスにも自動でログインできるというものです。

ユーザーにとって、別のサービスを使うのに何度もログインするのは手間でしかありません。一度のログインでさまざまなサービスが使えるようになれば、サービスの利用率も向上するでしょう。

ユーザーが何度も応募しているキャンペーンをLINEで告知したり、好きな商品の在庫状況や新商品の案内をしたりすることで、ユーザーが検索する手間を省けます。こういった機能は、購買率のアップにもつながるでしょう。

IoTやCS連携

IoT(Internet of Things)は、身の回りにある身近なものとインターネットをつなげる仕組みのことです。AIによってよく利用する店舗のキャンペーンを紹介したり、近くにあるお店の案内をしたりするといったサービスが提供できます。

CS(カスタマーサポート)と連携できるのもメリットと言えるでしょう。問い合わせに対し、メールや電話で人為的に対応していた作業を自動的に行えるようになります。

IoTやCSとも連携できるのが、LINEビジネスコネクトの大きな強みです。

拡張機能やコンバーション率向上

従来のLINEの機能に加えて、さまざまな拡張機能を利用できます。

リッチメニューは、画像をタップすると外部のURLへ移動する機能です。スマホの小さな画面、LINEのメッセージでは説明しきれないサービスや商品の紹介を、外部サイトによってできるようになります。

現状リッチメニューはLINE@でも利用可能ですが、このようなAPIによる機能拡張を容易にできるのが、LINEビジネスコネクトの大きなメリットと言えるでしょう。

また、クーポンの利用率や開封率を調査する機能もあります。成約にどの程度貢献しているかの見直しや軌道修正をすることで、コンバージョン率の向上に大いに役立つでしょう。

LINEビジネスコネクトを利用するには

LINEビジネスコネクトを利用するには、自社ツールとの連携や、ネット環境を整えるといった準備が必要です。初心者にとっては少々ハードルが高く感じてしまうこともあるでしょう。

LINEビジネスコネクトの機能を利用するために、どうするのが適切かを解説します。

販売や開発パートナー企業などの代理店へ

LINE株式会社が認定する営業パートナーや開発パートナーといった代理店に、利用方法について相談するという方法があります。

代理店による運営支援やシステム構築の補助をしてもらえば、自社にAPIのノウハウがなくてもスムーズな導入と利用が可能になるでしょう。代理店によって得意分野が異なりますので、自社のニーズに合わせて選ぶことをおすすめします。

LINEでは、認定企業の中で優秀な会社をDiamondとして選出していますので、LINE公式で発表されている企業を参照すると良いでしょう。

自社開発も可能

LINEビジネスコネクトで連携するシステムやカスタマイズを、自社で開発することも可能です。

自社で開発すれば、カスタマイズも好きなように行えますし、何か問題が発生したときも迅速に対応できるでしょう。APIに関するノウハウを持つ企業であれば、自社で開発するという方法もあります。

LINEビジネスコネクトが導入できるシーン

LINEビジネスコネクトが、実際のビジネスの場でどのように使われているかを解説します。自社が導入する場合に参照してみてください。

カスタマーサポートとして

カスタマーサポートとしての導入例が多くあります。購入した商品やサービスについての問い合わせへの対応に利用されているのです。ユーザーごとに適切な回答をしなければならないといったケースが少なくありません。

このようなケースバイケースの対応は、LINEビジネスコネクトのIoTなどを利用することで解決します。一人ひとりに対し適切な対応を自動でできるので、サポート面での機能が向上するでしょう。

セミナーなどイベントの手続き

イベントやセミナーでユーザーが申し込む際に気になるのは、現在の予約状況やどういった手続きが必要かでしょう。予約漏れなどのトラブルが発生することもあります。

ビジネスコネクトの導入によって、予約の自動化と予約状況のデータベース化が可能になりました。人為ミスによる予約漏れも発生しませんし、すぐに空席状況の確認が可能です。

申し込み手続きにおけるWebサイトへの誘導など、すべてLINE上で行え、手続き完了後には通知で知らせるといったこともできます。

カウンセリングやアンケートに

不動産や金融商品など、専門的な知識が必要で初心者がすぐに理解するのは難しい分野に対して、LINE上でヒアリングやアドバイスをします。

LINE上で気軽に相談できるのであれば、問い合わせを考えるユーザーも増えることが期待できるでしょう。また、LINE上から来店や商品に関するアンケートをすることで、サービスや製品開発に必要なデータも得られます。

コンシェルジュとして

旅行をする際の宿泊先や、友人と食事をするレストラン、また転職先のリストアップなど、選択肢が多すぎるものに関して、AIを使った選定をすることも可能です。

ほかのLINEユーザーが利用した感想や評価を元におすすめをチョイスしてくれたり、道案内や予約してくれたりするようになります。

日常生活やイベントのコンシェルジュとしての活用にも期待が持てるでしょう。

LINE公式アカウントへの統合について

2019年春に、LINE公式アカウントはLINE@との統合などによって新たに生まれ変わります。どのように変わるのか確認していきましょう。

新プランの料金体系

2019年春から新プランになるにあたり、料金体系も変更されます。プラン各種機能は次の通りです。

フリープラン ライトプラン スタンダードプラン
月額 0円 5,000円 15,000円
無料メッセージ数 1,000通 15,000通 45,000通
追加メッセージ料金 不可能 5円 3円まで

大きな変更としては、APIが無料で利用できるようになったということでしょう。また、友だち数の上限だったものが、メッセージ数による上限となったのも変更点です。

これからの導入を考えている企業であれば、無料プランから採用してお試し版として使ってみるという方法もおすすめです。今までよりも手軽にAPIシステムが利用できるようになったと言えるでしょう。

APIオプション種類

統合後のLINE公式アカウントでは、メッセージ配信などの基本機能、リッチメッセージなどの便利機能と、オプション機能で構成されることが発表されています。

いくつか、APIオプションについてみていきましょう。

『LINE Chat API』は、AIを使ったトーク機能においける自動応答やサポートなどのカスタマーコミュニケーションにおいて有用なAPIです。

『LINE Call API』は無料電話への誘導やチャットサポートへの誘導といった、より細やかな個別対応をするためにAPIです。

この2つのAPIがオプションとして提供されることが決定しているので、LINEのAPI機能はますます便利になっていくでしょう。

まとめ

LINEビジネスコネクトを利用すれば、LINEと企業のシステムを提携して、ユーザビリティが高いサービスを提供できます。カスタマーサービスの向上にもつながり、ユーザー獲得に期待が持てるでしょう。

LINEビジネスコネクトは2019年春に『LINE公式アカウント』として生まれ変わります。LINE Chat API・LINE Call APIと共にLINE公式アカウントのオプションとして利用も可能になります。

LINEビジネスコネクトを活用して、LINEユーザーに対してより良い企業サービスの施策をしてみてはいかがでしょうか。

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