二段階認証とは?仕組みやメリット、注意点などを徹底的に解説

掲載日:
2021/08/16
更新日:
2021/11/30

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昨今では「二段階認証」というワードをよく耳にします。しかし、実際にどういった役割を果たすのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は二段階認証の種類や、よりセキュリティを強固にする方法に関して解説していきます。

二段階認証とは

二段階認証とは

IDやパスワード入力時に、サイトに別の認証を要求されたことはありませんか?近年、2回に分けた認証が一般になってきています。そこで以下、二段階認証の定義と、二要素認証との違いについて詳しく解説していきます。

IDパスワードを組み合わせた二度の認証

Webサイトやソフトウェアにログインし、画面を進行させていく上でもう一度求められる認証のことで、2回にわたるログインのことを指します。二段階認証は基本的に2種類あり、そのサイトで決められたログインIDやパスワードを2回連続で打ち込む方法と、もう1つはログインIDとパスワードとは異なる方法で再度ログインをする方法です。違う方法でも同じ方法でも2回行うことが二段階認証です。それぞれ強みがあり、特色もあるので企業によって使い分けられています。

二要素認証との違いについて

IDやログインパスワードに加えて、トークンやSMSを使用し、「二要素」を用いたログイン方法です。従ってIDとパスワードを2度使う「二段階認証」とは異なります。二要素認証はパスワードなどの知識要素と本人のみわかる所有要素を組み合わせるもの。ただ知っているのみでは本人確認が取れず、「所有している」ことなどの提示が必要であり、より強固な認証方法といえます。

二段階認証とは|二要素認証との違いや安全性と構築時の手順や注意点

なぜ二段階認証が必要なのか

なぜ二段階認証が必要なのか

以前までは二段階認証というシステムすら存在しませんでした。しかし、時代の移り変わりに伴って、二段階認証が必要になり、一般的に取り扱われるようになってきたのです。二段階認証が必要になってきた理由は大きく分けて3つありますので、以下解説していきます。

不正ログインが増えているから

約10年前から、Web上での個人や企業の情報を狙った犯罪事例が増えてきたからです。2015年後半からハッキングや情報漏洩などの問題が増加しました。企業にとってはセキュリティに一度問題が起きれば、顧客からの不信感につながり、セキュリティの改善、確立が必須の課題になってきます。中には特定の人間が赤の他人のフリをして、セキュリティを突破してくる「なりすまし」があります。こういったことを防ぐために、セキュリティの強化が必須となっています。

円滑に企業を運営するため

事業を進めていく上で無駄な時間を削減できます。セキュリティを強固にするということは、言い方を変えると情報漏えい等が起きずに、マイナス面での対応が減少するとも言い換えられます。そのような対応を減らすことができれば、本来やるべく事業の成長などに時間を割くことが可能となります。

一段階では突破されやすいから

パスワード認証のみであれば、セキュリティの強度が弱く、規則性が単純であれば他人が進行できる可能性が高いです。認証を複数パターン用意することで、対策となりえます。

二段階認証を導入するメリット

二段階認証を導入するメリット

二段階認証の導入が増加している理由や時代背景などについて説明してきました。ここから明らかなように享受できるメリットも多く存在します。一体、二段階認証にはどのようなメリットがあるのでしょうか?大きく分けて2点、解説していきます。

アカウントの不正取得を防げる

いわずもがな、Web上での侵入者によるハッキングを防げます。一段階と比べてログイン難易度が上がり、一般人では取得できない領域だからです。一段階であれば、ログインパスワードやIDを入力してもらい、本人確認を行います。しかしこの手法ではなりすましなどを防止できません。そのとき二段階認証を行えば、本人確認の精度を厳格化できるので、不正操作を阻止できる可能性が高まります。指紋認証やUSBによる認証など、より強固なものまであるので特性に合ったものを選択していきましょう。

パスワード認証の脆さを賄える

推測されやすい容易なパスワードを使ってしまう問題はいまだに多く存在しています。ユーザーはなるべくかんたんにログインしたいという気持ちもあるためです。半ば強制的にも二重ログインと形を取り入れておくことで、セキュリティを高めることができます。

二段階認証の種類

二段階認証の種類

二段階にはさまざまな種類があり、特性があります。向き不向きなども含めて以下解説していきます。

SMSを使用した認証

携帯電話宛てに送信されたSMSから認証コードを取得し、指定された画面に入力する方法です。携帯電話の番号さえあればかんたんに取り入れられるので、多くのサービスで普及しているといえます。SMSの認証であれば、仮に一段階で突破されたとしても、携帯がなければ突破できません。しかし近年では、偽のSMS認証メールが届くことがあるので、ユーザー側がそれに気づかず記入してしまうリスクもあります。

メールや音声通話による認証

着信時に流れる自動音声によって認証コードが確認可能です。電話口で告げられた番号を画面上に打ち込むことで完了します。またメールを利用する認証では、自身のメールアドレスに向け、認証コードやワンタイムパスワードが送られるため、発行に料金も発生しません。

トークンを使用する認証

ワンタイムパスワードの発行する機器を利用した認証方法です。使い方もかんたんで、デバイス上に表示された認証コードを30分以内など制限時間内に入力するだけとなります。セキュリティが非常に高く、ネットバンクや暗号通貨、オンラインゲームなどで採用されています。とにかくセキュリティを高く保ちたい、自社や周辺で二段階認証におけるトラブルがあり、不安など抱えている企業にはおすすめです。ただし、発行手数料が比較的高いなどの課題もあります。

特定のアプリを使用した認証

「Google Authenticator」などの専用アプリを経由して認証を行う方法です。スマホを普段利用している方であれば、容易に導入することが可能です。指紋認証や顔認証、QRコードなど認証方法もさまざまです。QRコードであれば自身のスマホを使用し、まずはインストール。アプリ上で二段階認証を設定し、アカウントとの紐付けを行います。表示されたQRコードを専用アプリで読み取れば完了です。ただし、アプリによっては引き継ぎやバックアップ機能がなかったり、ログインを間違い続ければ、ログインできなくなるなど報告もあるので、事前に特定のアプリの特徴をリサーチして導入しましょう。

USBなどを使用した認証

セキュリティキーを使用したUSBメモリ型のデバイスを利用した認証方法です。あらかじめ利用するサービスのアカウントと紐付け登録をすることで、セキュリティを所持していることが本人確認の証となる仕組みです。パソコンにそのままUSB端子を差し込むタイプやBluetoothで接続するタイプが存在しています。二段階認証としては非常に優れたセキュリティレベルを誇るといわれていますが、導入費用が高く参入障壁が高いので一般的に普及するにはまだ時間がかかるとも言われています。

二段階認証における注意点

二段階認証における注意点

Web上のセキュリティを高めるために普及されつつある二段階認証。しかし、二段階認証を実装していく上で、注意点が存在することも事実です。知っていることで後に心配することも防げますので、以下のことに注意して導入を進めていきましょう。

携帯を紛失すれば元も子もない

最も盲点となりがちなのは、デバイス本体の紛失です。SNSやアプリにおける二段階認証は電話番号やメールアドレスに認証コードを送信することが多いです。よって、受け取る側のデバイス自体をなくしてしまえばログインすることが不可能になってしまいます。こういった場合はアカウント情報のリセットが必要ですが、電話番号に送る場合はスムーズに本人確認ができません。対策としては、あらかじめさまざまな方法で二段階認証をできるようにしておきましょう。電話番号とメールアドレス両方で確認が取れるようにしておくことが万が一の備えになります。

スマホの機種変更に注意しなくてはならない

スマートフォン端末情報で二段階認証を行っていれば、新たなスマホへ買い替えた際に認証ができなくなります。スマホの機種変更をする際は、あらかじめ二段階認証を解除し、次にすぐ移行の手続きを行えるようにすることが賢明です。

フィッシング詐欺やウイルスを処理できない

TwitterやFacebookなどの偽物サイトが横行しているプラットフォームで騙されてしまうと、どうすることもできません。すぐに自身のアカウント情報を入力したと思われるサイトにログインし、パスワードの変更をおすすめします。アカウントが乗っ取られていることを知ったら、「パスワードを忘れたら」のようなフォームからパスワードの再発行を行いアカウントを取り戻しましょう。Web上でコンテンツや商品を購入されクレジットカードを不正利用されてしまったり、オンラインゲーム上でアイテム購入されたりと、金銭被害を受けた場合は通報するべきです。

推測されづらいパスワードの設定をユーザーに求める

個人や企業の情報に直接結びつかない情報をパスワードに設定してもらいましょう。ダメだと知っていても短い文字数やシンプルな文字列を設定したり、さまざまなサービスで同じパスワードを使用したりしがちです。こういった脆弱なパスワードを使用すると、アカウントの盗難率がかなり大きくなってしまいます。1つのアカウントのパスワードを盗まれればその他サービスも情報を抜かれてしまうリスクがあります。利用する文字の種類を大文字、小文字、数字などを駆使し、16文字近く用いることが推奨されています。ただし、覚えられなければ本末転倒なので、必要に応じてユーザーにパスワード管理アプリなど利用を推奨すること大切です。

二段階認証のセキュリティをより強固にする方法

二段階認証のセキュリティをより強固にする方法

安心して便利なWebサービスを利用していくためには、二段階認証に関する理解を深めるだけでなく、慢心せず常にセキュリティレベルの向上を考えておくべきです。以下、具体的な方法について解説していきます。

企業にあった認証を用いる

もっとも一般的な二段階認証はSMSの利用といわれていますが、専用デバイスや生体認証、USBなどの物理デバイスなど存在します。SMSによる、二段階認証を導入する際はSMS配信サービスを選択することから始めます。SMSを必要なタイミングで特定の電話番号に送信する場合には、API経由で連携しておく必要があります。配信サービスの選択によって、会社の手順も異なるので、実装の確認を行いつつ、ミスなくリリースできるようにしましょう。

二段階認証しているから安心と思わない

二段階認証を狙った手口が増加し続けていることも間違いありません。攻め手は二段階認証の普及率も把握しており、それを乗り越える手を打って利益を得たいからです。具体的には金融機関などを装った偽のメッセージがあります。「セキュリティに不備があります」や「口座の確認をしなければ乗っ取られます」等不安を煽る内容が多いです。

そしてその認証を進めば、偽の二段階認証サイトへ誘導されることがあります。当事者からすれば、いつもと変わらぬ風景で、疑いもなく情報が抜き取られるケースも少なくないといいます。ユーザーにはそのようなケースがあることを定期的に注意喚起するようにしましょう。

二段階認証の安全性は問題ないのか?セキュリティ観点での詳細を解説

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まとめ

今回は二段階認証について解説しました。時代の変化に応じて二段階認証は必要となりました。アカウントの不正取得を防いだり、パスワード認証の脆弱性をカバーしたりできるので導入するメリットは豊富です。しかし注意点も複数あり、油断せずセキュリティを常にアップデートしていく必要があります。万全のセキュリティのSPIRAL®️をうまく活用し、企業運営に活かしてみませんか?

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