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会員サイト構築

【会員アプリとは】会員アプリのメリットと作成する方法を解説

掲載日:2022年5月18日更新日:2024年2月21日

会員アプリとは、ユーザー情報を管理するアプリのことです。従来はカードタイプの会員証が主流でしたが、アプリ化することでユーザー情報の管理が容易になることや販売施策もできることから、導入する企業が増えています。

会員アプリとは

会員アプリとその必要性について解説します。

会員アプリとは

会員アプリとは、スマートフォンなどのデバイスに会員機能を持たせて、購入履歴やポイントなどのユーザー情報を管理するアプリです。

従来は、紙やプラスチックの会員証が利用されていましたが、デジタル移行している現代の状況に合わせて、多くの企業が会員証をアプリ化しています。

会員アプリの必要性

会員証のアプリ化は、顧客接点がオンライン化しつつある現代において、重要であるといえます。

アプリ化することで、従来の紙やプラスチックカードでは難しかったユーザー情報の管理と、管理しているユーザー情報を基にした販促施策も可能になります。

従来の会員証カードでは、会員になっている人数は把握できるものの、購入履歴が見れないことやユーザーが会員証カードを紛失してしまうなどのデメリットから、現代では会員証をアプリ化する企業や店舗が増えています。

会員アプリを導入すると顧客はどのようなことが便利になる?

会員アプリを導入することによって、顧客が便利になることについて解説します。

購入履歴をいつでも確認できる

会員証をアプリ化することによって、ユーザーはいつでも購入履歴を閲覧することができ、購入した商品の詳細・料金等を確認することができます。購入履歴をいつでも確認することができるため、ユーザーは支出管理も行いやすくなります。

従来の会員カードの場合、スタンプによって購入日は確認できるものの、購入履歴の詳細は確認することができませんでした。

企業側にとっても購入履歴を分析することによって、ユーザーのニーズを見出すことができるというメリットがあります。

お得な情報を閲覧できる

会員証をアプリ化することによって、ユーザーはセール情報などのお得な情報を容易に閲覧できるようになります。アプリ内でタイムセールやクーポン情報を閲覧できることによって、お得な時期を逃さずに商品やサービスを購入をすることができます。

従来では、セール情報などを知るためにはチラシや店舗の張り紙を閲覧する必要があり、リアルタイムで情報を確認できないことが多くありました。

企業側にとっても、プッシュ通知を活用してリアルタイムでユーザーにメリットのある情報を提供することで、販売促進につなげることができます。

商品やサービスに対する意見を気軽にいえる

会員証をアプリ化しレビュー機能を導入することによって、ユーザーは商品やサービスに対する意見を気軽に企業側に伝えることができるようになります。

従来は、対面か電話でしか意見を伝える手段がなく、気軽に企業側に伝えることができませんでした。

企業側にとっても、多くの意見が集まるため、それを基により良い商品・サービスへと改善できるというメリットがあります。

会員アプリのメリット

会員証をアプリ化するメリットを解説します。

会員情報の管理がかんたんになる

会員証をアプリ化することによって、会員情報の管理がかんたんになります。また、会員情報登録時にユーザーに個人情報を記入してもらい、それを企業や店舗側が入力するといった手間も必要がなくなり、スタッフの負担を軽減することができます。

従来の会員カードの場合、ユーザーが会員証を忘れてしまった・紛失してしまった場合は、会員カードを作り直したり、会員情報を検索する手間がありました。

しかし、会員証をアプリ化することによって上記の手間が必要なくなり、ユーザー情報の更新などもユーザー自身が行うことができるようになります。

販売施策を容易に行うことができる

会員証をアプリ化することによって、販売施策を容易に行うことができます。

従来の会員カードの場合、会員情報は管理できるものの、販売施策はチラシのポスティングなど手間がかかる上に、リアルタイムで顧客に告知することができませんでした。

しかし、会員情報とアプリを連携すれば、タイムセールやクーポン情報、新商品の告知などをリアルタイムで告知することができるため、販売施策を容易に行うことができるようになります。

リピーターを確保できる

会員証をアプリ化することによって、多くのリピーターを確保することができます。

従来の会員カードの場合、持ち歩くのが面倒、財布が会員カードでいっぱいだからもう作りたくない、というユーザーが多数いました。

しかし、アプリ化した場合、従来の会員カードでは取り込めなかった会員を取り込める可能性があります。また、販売施策によりアプリの利用を促進することで、利用率の向上や新規顧客の獲得にも期待することができます。

個人情報の管理体制が強化される

会員証をアプリ化することによって、会員の個人情報の管理体制が強化されます。

従来の会員カードの場合、それぞれが会員カードを管理していたため、紛失してしまった際に、個人情報が流失してしまう可能性がありました。

しかし、アプリ化することによって、個人情報の閲覧に制限をかけることができるため、個人情報の管理体制を強化することができます。

会員アプリのデメリット

会員証をアプリ化するデメリットを解説します。

開発費用が高額

会員証をアプリ化するには、高額なアプリ開発費用が掛かってしまいます。開発会社にもよりますが、安く見積もっても200万円~掛かることがほとんどです。

また、ある程度のユーザーを確保している企業や店舗であれば問題ありませんが、それ以外の場合は会員アプリを開発することはおすすめできません。なぜなら、会員証をアプリ化したからといって売り上げに直結するかは不透明だからです。

会員証のアプリ化は、アプリの活用方法・開発費用を回収していく収益計画を考えてから行うようにしましょう。

アプリをダウンロードしてもらうための宣伝・広告に時間・経済的コストが必要

会員情報管理の効率化や販売促進を望める会員証のアプリ化ですが、まずはダウンロードしてもらわなければいけません。そのため、ダウンロードしてもらうための宣伝・広告に時間・経済的コストが必要となります。

たとえば、テレビCMによってアプリがあることを知ってもらおうとすると、CM制作のための時間・経済コストが必要となります。

開発費用と併せて、時間・経済的コストが必要になることを頭に入れて、会員証のアプリ化を進めていきましょう。

会員アプリを作成する流れ(外注)

会員アプリを作成する流れは以下の通りです。

1. 目的を明確にする

アプリを作成する際は、まずアプリ作成の目的を明確にしましょう。競合企業が導入したから、時代の流れでといった目的は適切ではありません。

自社がアプリによって何を実現したいのかを明確にすることによって、アプリの設計もしやすくなります。

目的のイメージは以下の通りです。

  • 販促施策を行い、リピーターを確保したい
  • 会員情報を分析して、ユーザーのニーズを知りたい
  • 社内の業務を効率化したい

アプリを作成する目的は、上記のように具体的に明確にしましょう。

2. アプリ設計

次に目的に沿ったアプリの設計を行います。設計では、アプリの機能やデザインなどを細かく決めていきます。

たとえば、販促施策やリピーターの確保のためにアプリを作成するのであれば、告知機能やポイント機能を導入する必要があります。しかし、社内業務の効率化のためであれば、このような機能は必要ありません。

このように設計では、必要な機能と不必要な機能を明確にし、シンプルかつ使いやすいアプリを設計することが重要です。

3. アプリ開発

次に先ほど決めた設計に沿って、開発を行います。

外注の場合は、開発会社とやり取りをしながら、設計に沿ったアプリを開発していきます。開発が終わると、実装されたコードの動作が正しいのかテストをします。その後、不具合を修正してアプリをリリースします。

会員アプリを作成する際の注意点

企業アプリを導入する際の注意点について解説します。

アプリ作成に掛かる費用を把握しておく

会員アプリを作成する際は、それにかかる費用を把握しておきましょう。

会員アプリを作成する際の費用は、以下の2つに分けられます。

導入費用

導入費用は、主にアプリを開発してくれるエンジニアの人件費です。

エンジニアの人件費は、エンジニアのレベルにもよりますが1人につき50万~150万円が相場となっています。

導入費用を抑えるためには、テンプレートを用意している企業や少ない人員で開発を行っているチームを選ぶことをおすすめします。

ランニングコスト

ランニングコストとは、アプリをリリースした後に掛かる費用です。

アプリをリリースした後は、運用・管理・保守を行うために、アプリを維持していく費用が必要になります。また、社内にアプリに関する知識を持った社員がいなければ、リリース後も社外に外注しなければなりません。

社外への外注費用の相場は月に50~200万円ほどなので、ランニングコストを抑えるためには、社員にアプリの維持に関する教育を行い、運営スタッフを育成することをおすすめします。

アプリ作成後にスタッフが対応できるように教育しておく

従来の会員カードからアプリに移行するためには、スタッフが対応できるように教育しておく必要があります。

上記で解説したような、アプリの維持に加え、移行の方法・操作方法などを教育し、スタッフが対応できるようにしなければなりません。

なぜなら、スタッフはユーザーからのアプリについての質問に対応しなければいけないからです。対応できなければ、トラブルが予想され顧客満足度が下がってしまいます。

このようなことを防ぐために、アプリ作成後に想定されるトラブルについて、案内・説明のオペレーションをマニュアル化しておくとよいでしょう。

会員アプリの作成なら【スパイラル株式会社】

スパイラル株式会社とは

スパイラル株式会社は、あらゆる業界・業務の効率化を支援している企業です。

スパイラル株式会社が提供しているSPIRAL®の特徴は以下の通りです。

  • 社内に散らばったデータをひとつにまとめて管理
  • 営業・マーケから社内まで様々な業務で活用できる
  • テンプレと組み合わせで知識不要のかんたん作成

社内に散らばったデータをひとつにまとめて管理

SPIRAL®では、様々な顧客接点によって集められた顧客情報から、勤務管理や給料明細などの社員情報まで、幅広いデータをひとつにまとめることができます。

幅広いデータをひとつにまとめることで、業務が効率化し、かんたんにデータを管理することができるようになります。

営業・マーケから社内まで様々な業務で活用できる

営業や販促などの顧客に向けた活動のほか、社員情報や教育など自社に向けた行動まで様々な業務で活用することができます。

企業活動の情報をデータベース化することで、効率アップ・売上アップ・コスト削減に活用することができます。

テンプレと組み合わせで知識不要のかんたん作成

SPIRAL®には、よく利用されているアプリケーションのテンプレが用意されています。そのため、知識不要でかんたんにアプリケーションを構築することができます。

また、お問い合わせ管理・顧客管理、社員情報管理などテンプレの種類が豊富に用意されています。

スパイラル株式会社公式HP

スパイラル株式会社で解決できる問題

スパイラル株式会社では、以下のような問題を解決することができます。

  • 細かい要望を網羅できるサービスが見つからない
  • 個人情報を取得するページを作成する上でセキュリティが不安
  • サイトリリースまでに時間がない

実際に問題を解決した企業事例

スパイラル株式会社で実際に問題を解決した企業事例を紹介します。

1.ホテルマネージメントジャパン

導入事例【株式会社ホテルマネージメントジャパン様】

ホテル経営を行っているホテルマネージメントジャパンでは、LINE×SPIRAL®×PMSでホテル会員システムを構築しました。また、開発費がスマートフォンアプリ開発の半分になりました。

ホテルマネージメントジャパンの問題解決は、以下のような流れで行われました。

  1. 課題:クーポン配信アプリを使用していたが、宿泊の予約・客室の管理を行うシステムと連携されておらず、効果的なクーポンを配布することができなかった。
  2. 解決策:宿泊を管理するシステムと会員情報を連携し、情報発信のシステムをスマートフォンアプリではなく、SPIRAL®とLINEを利用して開発した。その結果、開発費用を半分に抑えることができた。
  3. 効果:宿泊管理システム・SPIRAL®・LINEを連携し、ホテル会員ごとに応じた効果的な情報を発信することで、ホテル会員の来館者数が増加した。

2.コクヨ

導入事例【コクヨ株式会社様】

文房具の製造・仕入れ・販売、オフィス家具の製造を行っているコクヨでは、働き方改革を推進するアプリを5カ月で作成することができました。

コクヨの問題解決は、以下のような流れで行われました。

  1. 課題:働き方改革は、業種や業態、店・企業のステージによって変わるため「そもそも何が課題なのか分からない」という課題があった。そこでコクヨは、WebサイトおよびWebアプリ構築に着手しようとしたが、開発期間が課題となった。
  2. 解決策:SPIRAL®の豊富なテンプレートやコンポーネントを用いて、5カ月でアプリを作成することができた。
  3. 効果:2つのWebアプリが実装され、アプリから上がってきたアンケートを分析することで、働き方改革を実現することができた。

安全のセキュリティとサポート体制

スパイラル株式会社が提供しているSPIRAL®は、金融機関や官公庁でも導入実績があり、万全なセキュリティで、企業・個人情報を守っています。

また、毎年セキュリティレベルの診断を受けており、セキュリティレベルの維持・向上を実現しています。また、SPIRAL®では、人的ミスを予防する機能が導入されており、安全対策も行われています。

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サービスの詳細については「会員管理・会員サイト構築ソリューション」のページをご覧いただくか、サービス導入をご検討中の方はこちらからぜひお問い合わせください。

まとめ

今回は会員アプリのメリットと作成する方法について解説しました。

今後会員アプリの導入を検討されている方は、本記事で紹介したデメリット・注意点を参考にして、無理のない会員アプリの作成を行いましょう。

まだ、アプリの導入を検討されていない企業・店舗につきましては、現在の販促施策・業務内容に応じて検討することをおすすめします。