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セミナーアンケートの回答例と選択肢。答えたくなる工夫で回答率UP

掲載日:2019年1月18日更新日:2024年2月21日

自社でセミナーを開催し、無事に終わったところで気になるのがアンケートの回答です。今後の運営の参考にするためにも、なるべく多くの回答を得られるのが理想と言えます。では、回答率をアップさせる選択肢とはどのようなものでしょうか。

アンケート回答欄の作成ポイント

アンケート回答欄の作成ポイント

有益な回答を得るためには、シンプルな構成にすることが重要です。設問が乱雑になると、回答するのが面倒になってしまい、良い回答を得られません。

少しでも詳しく書いてもらうために、効果的なアンケート回答欄を作成するポイントを紹介します。

選択型の項目は選択肢のどれかを選べるように

選択型で、かつ必須回答の設問がある場合には、すべての回答者が答えられる選択肢を用意しなければなりません。たとえば『その他』『特になし』などです。

『その他』を選んだ際に、理由や内容を書けるスペースを少しでも確保しておくと、開催者側からは気づけない意見やアイデアを得られる可能性がより高くなります。

自由回答欄の数に注意

自由回答欄や自由選択の設問は、詳細な情報が手に入る一方で、回答者の負担が増えてしまうデメリットがあります。回答率の低下にもつながるので、必要最小限にしましょう。

基本的には、質問1つに対し回答を1つだけ選ぶ『単一選択型』がおすすめです。回答者の負担が軽いことと、データを統計化しやすいというメリットがあります。

セミナーの参加に関する選択肢

セミナーの参加に関する選択肢

参加者の一人一人は、セミナーに参加するかしないかの選択肢を持っており、さらにどのセミナーに参加するか選ぶ権利も持っています。当然のことながら、参加を強要することはできません。

数ある選択肢の中から、自社のセミナーを選んでもらえたのには、どんな理由があるのでしょうか。その理由や参加者がどういうプロセスを経てそのセミナーを選ぶのかを知ることは今後のセミナーを成功させていくために、非常に重要な情報の1つです。

集客経路の確認

どのルートを辿ってセミナーに参加したのか、これは確認しておくことにより、どの宣伝媒体がより強い力を持っているのかわかり、今後の集客経路を考える参考になります。

どの媒体を使うかにもよりますが、宣伝には相応のコストがかかります。費用対効果の良い集客経路はどれなのか、不要なのはどの集客経路なのか、見直す際の参考にしましょう。

参加したいと思うセミナーの条件

セミナーに参加してもらうためには、その人にとって魅力的な内容のものでなければなりません。何を魅力に感じるかは人それぞれですが、統計的にはやはりテーマやプログラムが重視されます。

また、参加費が適正かを意識する人もいます。値段が高くても、それ相応の内容であれば満足度は高まるでしょう。不自然に高い価格設定は危険です。

セミナーの満足度に関する選択肢

セミナーの満足度に関する選択肢

セミナーの満足度に関する選択肢も『単一選択型』が望ましいと言えます。自由記載型にすると回答者が何を書いていいかわからず、混乱を招く可能性があるためです。

『大変満足』『満足』『普通』『やや不満』『おおいに不満』など、5段階評価の選択肢にすると、集計する際に効率化が可能で、またわかりやすく分析することができます。

より工夫するアイディアとしては、100点満点形式もおすすめです。100点中何点でしたか?という聞き方は日本人にとって馴染みがあり、答えやすく感覚的なズレも生じにくいので試してみてはいかがでしょうか。

時間の長さ、内容のボリュームについて

セミナーにかかる時間や内容のボリュームが適正だったかどうかについても、工夫して多くの回答を得たいポイントです。セミナーの開講中は、相応の拘束時間が発生するため、ちょうど良い長さを模索し設定したいです。

内容のボリュームも、多ければ良いというわけではありません。この2つに関しても、『単一選択型』で統計的に情報を得ることができれば今後の参考になります。

理由を聞く自由記載欄の回答例

自由記載欄を使って理由を聞く際は、なるべく具体的な質問を設置する必要があります。回答者が答えやすい聞き方であれば、より多くの意見を知ることができるでしょう。

たとえば「進め方や情報量はいかがでしたか?」という設問をすると、「講義と演習のバランスがよかった」「詰め込み過ぎで消化できない」といった有益な回答を得られます。

合わせて読みたい記事「ウェビナーでの効果的なアンケートのとり方は? 回答率アップの秘訣

自由記載欄は何を回答していただくか明確に

自由記載欄は何を回答していただくか明確に

自由記載欄を設ける際は、漠然とした質問ではなく、できる限り具体的な内容の質問にしたほうが詳細な情報を得られます。こちらで回答者をある程度リードすることが重要です。

セミナーが為になったか質問したいとき

参加したセミナーの満足度とは別に、そのセミナーが為になったか、という自由記載欄を設ける場合は、質問の範囲を絞り込んで聞いてみるのも1つの手段です。

「○○について、どう感じたのか教えてください」「セミナーで一番気に入ったパートと理由は何ですか?」など、できるだけ具体的に的を絞ると回答者も答えやすくなります。

意見しやすいよう回答例を載せる

回答者が自由に意見しやすくなるように、回答例をアンケートに記載するのも有効な方法です。「〇〇の部分が良かった、〇〇についてもっと聞きたかった、〇〇の説明が足りない」などがあります。

ある程度のテンプレートがあると、回答者も安心して答えられるようになります。自由記載型の設問へつけるようにすると、回答者の負担も減り、質の良い情報が入りやすくなるでしょう。

合わせて読みたい記事「セミナーのアンケート設問サンプルとテンプレート|最低限設けておきたい質問とは

まとめ

アンケートの回答率は、こちらの工夫次第で大きく上げることができます。よりシンプルに、より具体的に答えられる構成を考え、セミナー運営の役に立てましょう。

また、アンケート作成から分析までワンストップで効率化していきたい方には、弊社のプログラミング知識不要で簡単アンケート作成サービス「SPIRAL®」もおすすめです。問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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