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ライフスタイルの変化におけるお客様の興味関心と非対面セミナーの需要について調べてみた【やまざき調べvol.19】

掲載日:2020年8月21日更新日:2024年2月21日

こんにちは!金融カスタマーサクセス部やまざきです。

最近は、オンライン商談にシフトすることで移動時間が削減され、一日を効率的に使えるようになってきた方も多いのではないでしょうか。

弊社では、ほとんどの商談が訪問からWeb商談になり、オンラインセミナーに関するご相談をいただくことも増えました。

また、仕事の仕方が変わったのと同様に、ライフスタイルが大きく変わったという声を社内でよく耳にします。

テレワークと外出自粛で自宅で過ごす時間が一気に増えましたね。
コロナ太りが深刻です…
僕は在宅勤務の日は、夕方の定時を過ぎたら一度奥さんと夕食を取って、それから残りの仕事をするようになったね!今までは生活時間が違って別々に食事を取ることも多かったから、夫婦で過ごす時間が増えたな~と思います。
F先輩の生活スタイルいいですね!
自分は区から「家庭保育の要請」が出て、普段保育園に通ってる娘の面倒を見ないといけなくなってさあ。そのために時差出勤して、昼休みは毎日11時台に取って、妻と手分けして育児してたけど、ま~~大変だったよ。緊急事態宣言後は、都や区からアナウンスがあったから、半休いただけて助かったんだよね。育児する時間が増えた数か月だったなあ。
T先輩は本当に苦労されてましたね…お疲れさまでした。

きっと、金融業界の皆さまを含めた多くの方に同じような変化が起きているんだろうなと思いますが、そんな中でずっと抱いていた違和感がありました。

そうやって生活や仕事の仕方が変わっている中で、対面でやってたことをただオンライン化させるだけで本当にいいのかな?

個人的には、在宅勤務で夕食後にゆっくりする時間が増えました。せっかくなので、この時間を有効に使えたらいいなと思っているのですが、金融サービスをご利用されているお客様も、情報をインプットする時間や環境が変化している可能性があります。

そうした中で、情報を発信する側はお客様の生活時間や環境に合わせて情報提供をするべきではないかと思い、ヒントになりそうな情報を調べてみることにしました!

金融機関のオンラインセミナー実施状況

実際に、非対面営業のうちの一つ、オンラインセミナーの開催状況を調べてみました。

まずは自力で調べてみた!! 金融機関のセミナー実施状況は?【やまざき調べvol.11】で個人向けセミナーを年に12回以上開催していた地銀7行について、2020年4月以降の個人向けセミナー実施状況をインターネットで調べてみました。しかし、オンラインを含む個人向けのセミナーを開催している地銀は0行(!!)でした…

メガバンク4行も調べてみましたが、やはりオンラインセミナーは開催していません(インターネット上に載っていないだけの可能性もありますが)。
商談のオンライン化は進んでいますが、セミナーのオンライン化はまだまだ進んでいないのかもしれません。

オンラインセミナーは実施してもあまり効果がないと判断されているのかな…?

開催している金融機関について知りたかったので、「銀行 オンラインセミナー」「保険 オンラインセミナー」「証券 オンラインセミナー」などのワードで調べてみて、開催している金融機関を調べてみました。

検索してヒットしたセミナーを見てみると、動画を撮影しておき、いつでもWebサイト上で見られるようになっているものや、平日の18時ごろから開催しているものが多いようでした。

仕事終わりにそのまま見るには、18時くらいがいいのかな?

ライフスタイルはどう変化した?

弊社では、テレワークをきっかけに仕事とプライベートの時間が融合している人が多いようなのですが、コロナをきっかけにどれくらいの日本人のライフスタイルが変化したのか調べてみました。

内閣府の調査によると、コロナをきっかけに働き方が変化した人は、就業者のうちの約6割

新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査」(令和2年6月21日、内閣府 閲覧日:2020年8月5日)

また、家族と過ごす時間に関する調査では、全体の約7割が「増えた」と回答し、そのうちの約8割は、今後も家族と過ごす時間を保ちたいと回答していました。

新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査」(令和2年6月21日、内閣府 閲覧日:2020年8月5日)

オンラインセミナー開催にベストな時間帯は?

Withコロナ時代ならではのライフスタイルが定着しつつある中で、オンラインセミナーに参加しやすい時間帯はいつ頃なのでしょうか。こちらも気になったので調べてみました。

2020年、平日20時が最も人気の時間帯に

株式会社ヴァリューズの調査によれば、2020年はコロナの影響で日中や、夜21時台のPC利用率が伸びてきているそうです。

コロナウイルスによる消費者行動の変化とは」(2020年06月04日、株式会社ヴァリューズ 閲覧日:2020年8月5日)

また、NPO法人CRファクトリーの調査では、オンラインセミナーに「参加しやすい時間帯」は「平⽇の20時〜22時」との回答が最も多く、次に「⼟⽇の14時〜16時」、「⼟⽇の10時〜12時」が参加しやすいことが分かりました。

オンラインイベント・オンラインセミナーの参加しやすい時間帯についての調査レポート」(2020年5月8日、NPO法人CRファクトリー 閲覧日:2020年8月5日)

ただし、NPO法人CRファクトリーの調査レポートを詳しく確認すると、世代や年代によって回答にばらつきがありました。ターゲット別の傾向を把握するには参考になりそうな資料です。

金融業界のオンラインセミナーはニーズが高まっている?!

株式会社ヴァリューズの調査では、「新型コロナ影響拡大で増えた休日・余暇の過ごし方」に関する質問で、男性の4位に「読書・勉強」がランクイン休日の空いた時間を有効に活用しようとする方が多いようです。

コロナウイルスによる消費者行動の変化とは」(2020年06月04日、株式会社ヴァリューズ 閲覧日:2020年8月5日)

また、株式会社サイバーエージェントの調査では、コロナ前に比べて「情報の正確性を重視する」ようになったと回答し、自粛期間後も重視し続けたいと回答した方が最も多かったそうです。休日に自宅で受講でき、専門家の根拠ある情報を得られるオンラインセミナーの関心は、より高まっていそうですね。

コロナ禍で、消費者の「オンラインショッピング」と「動画配信サービス」・「料理系アプリ」の需要が増加。 withコロナにおける日本人の消費意識とメディア行動の変化を調査」(2020年7月29日、株式会社サイバーエージェント 閲覧日:2020年8月5日)

さらに、株式会社ヴァリューズによると、インターネットで購入・契約し始めた商品やサービスのうち「影響収束後も購入・契約を続ける見込みのもの」として「金融商品」を選択した方が90.3%と最も高いことがわかりました。保険の加入/契約切り替えと回答した方も62.5%いることからも、金融業界はこの機会に非対面チャネルからのご契約を増やせば、今後につながりそうですね。

コロナウイルスによる消費者行動の変化とは」(2020年06月04日、株式会社ヴァリューズ 閲覧日:2020年8月5日)

シニア層をターゲットとしたコンテンツにオンラインセミナーは有効?

非対面営業が進む中で、私、やまざきが個人的に懸念していたことの一つに、シニア層へのアプローチがありました。もともとスマホやPCを苦手とする方が多く、お客様にシニア層が多い金融機関ほど対面を重視している印象があったためです。

一方で、シニア層はコロナの感染・重症化リスクが高いとされています。現役世代以上にお会いしにくくなっているのではないでしょうか。

内閣府の調査によれば、シニア層の過半数である58%はビデオ通話を経験。ビデオ通話の利用経験があるシニア層の9割以上は「今後も継続して利用したい」と回答し、「使い方が分からず、ビデオ通話を利用したことがない」人も、6割以上が「今後は利用してみたい」と回答していました。

新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査」(令和2年6月21日、内閣府 閲覧日:2020年8月5日)

思っていた以上にシニア層のビデオ通話に対する関心が高く、驚きました。

今後の継続利用に意欲を示しているシニア層の方は多いので、これまで非対面チャネルの活用にあたりネックだったシニア層も取り込めるようになってきたようです。

オンラインセミナーの申込経路で多いのは?

2019年のデータにはなりますが、LogMeInの調査によれば、オンラインセミナーの申込のうちの57%はメール経由。かなりの割合を占めています。メールで告知をするために、見込顧客の連絡先収集も重要になってきそうです。

10 Webinar Benchmarks Every Marketer Should Know」(2019年04月04日、LogMeIn, Inc.  閲覧日:2020年8月5日)

連絡先収集については、 非対面営業を強化するメリットを考えてみた(保険業界編)【やまざき調べvol.17】のコラムを書いたときにSH先輩も言ってたな。

まとめ

コロナをきっかけに、家族と過ごす時間が増えた方や、休みの日を有効に使いたい方、情報の正確性を重視するようになった方が増えました。さらに、今後もインターネットでの金融商品購入を見込んでいる方が90%を超えています

オンラインセミナーを開催している金融機関はまだまだ少ないようですが、今までは生活の時間が合わずに将来の話ができなかったご家庭でも、「どこにも行けないし、金融商品のオンラインセミナーを一緒に見てみよう!」と興味が沸いているかもしれません

オンラインセミナーの開催時間は、平日だと20時台を希望している方が多いことが分かりました。20時台と言えば、いわゆる「ゴールデンタイム」です。私、やまざきにとっても、テレビを見つつ夕食を取ることが多い時間帯でしたが、Youtubeを見たり、オンラインセミナーに参加することも増えました。20時台は様々なコンテンツが集中し、いままで以上に時間の奪い合いが起きるんだろうなと思います。

オンラインセミナーを20時台にリアルタイムで配信する場合でも、見られなかった方のためにアーカイブを配信しておくことは有効かもしれません。

セミナーの告知からアーカイブのご紹介まで、お客様と非対面で定期的に接触する必要がありそうですが、スパイラルならオンラインセミナーに限らず、リードナーチャリングや継続的な接点強化に必要なアプリケーションをワンプラットフォーム上で作ることができます。

例えば、こんなアプリケーションが作れます!

さらに、オンラインセミナーの申込経路の6割近くがメールです。メールは開封情報やURLのクリック情報などを活用することで、配信への反応がチェックできるツールですので、お客様の関心度合いを測定するのにも役に立つのではないでしょうか。

弊社のスパイラルなら、最大一時間あたり100万通のメールを配信でき、オンラインセミナーの申込フォームや申し込んだ方専用のマイページ、管理者ページなどもまとめて作ることができます!もちろん、配信中に見られなかった方のために、アーカイブをメールやマイページ上でご紹介することもできますよ。

継続的な接点を取るために、メールやLINEの配信をしたり、今まで紙で手続きしていた諸届をWeb化したり、そこからマイページ上に誘導し、マイページ上でお客様の興味関心を取りこぼさないような情報提供をしたり、接点強化から業務効率化まで、さまざまなアプリが作れます。ご興味がございましたらぜひお気軽にお問い合わせください!

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