Webイベント(ウェビナー)オンライン受付管理の記事

ARTICLE
Webイベント(ウェビナー)オンライン受付管理

ウェビナーにおすすめの機材リスト。妥協しない配信で満足度アップ

掲載日:2020年9月4日更新日:2024年2月21日

ウェビナーの開催は、PCやインターネット回線など必要最小限の機材があればできます。しかし、参加者の満足度を高めたい場合や、より高度な配信をする場合には、機材選びが大切です。妥協しない機材選びに役立つリストを紹介します。

手持ちの機材でウェビナー開催は可能

手持ちの機材でウェビナー開催は可能

自社にある機材だけでもウェビナーの開催はできます。簡単な配信を予定しているなら、まずは手持ちの機材を活用して始めてみましょう。

必要なのはPCとインターネット環境

ウェビナーの開催に最低限必要なのは、『PCとインターネット環境』です。PCにカメラとマイクが内蔵されている場合には、それだけで始められます。

カメラが内蔵されていないタイプのPCを使用している場合には、スマホをWebカメラ代わりに使用可能です。加えて、スマホスタンドがあると、固定しやすく便利に使用できるでしょう。

インターネット環境は有線での接続が推奨されている場合がほとんどです。無線でもウェビナーの開催はできますが、安定性を考えるなら有線が向いています。

配信に安定性を求めるなら

配信に安定性を求めるなら

今ある最低限の機材でもウェビナーの開催はできます。しかし、配信の質や安定性を重視するのであれば、PCとインターネット環境にこだわることが大切です。

理想のPCスペック

安定したウェビナーの配信には、一定以上のPCスペックが必要です。PCが低価格タイプや古いタイプの場合、PCの中枢を担うプロセッサーの機能が、ライブ配信に対応できない可能性があります。

プロセッサーはCore i7相当以上の性能が理想です。ウェビナーを開催するツールには、Core i5相当以上を推奨するものがあります。Core i7相当以上のプロセッサーであれば問題なく動作するでしょう。

ウェビナーの配信中には、PCで複数のツールを使用しながら進めることもあります。そのため、メモリは8GB以上を選びましょう。16GB以上あると、余裕を持って配信しやすくなります。

また、より快適な配信をするには、グラフィックボードの性能もチェックしましょう。

インターネット接続は有線を推奨

ライブ配信でウェビナーを実施する場合には、インターネット回線の『安定性』が大切です。そのためには、無線より有線での接続が向いています。

既存のインターネット回線がある場合には、その回線を使っても構いません。しかし、より高い安定性を求める場合には、専用の回線を用意します。

特に、建物で共用の回線を使用している場合には、専用回線の導入を検討しましょう。

同じ建物内で、他にもウェビナーを開催している場合や、回線に負荷のかかる作業をしている場合、本来の回線速度が出ず不安定になる可能性があるからです。

また、既存回線も使用できる準備をしておくと、万一、専用回線が不安定になったときの保険になります。

機材にこだわってクオリティーを上げる

機材にこだわってクオリティーを上げる

ストレスなくウェビナーに参加してもらうためには、機材にこだわって配信の質を高めることが大切です。まず導入するとよい機材を紹介します。

聞き取りやすい音質を保つ外部マイク

マイクはPCやWebカメラに内蔵されていることもあり、必要ないと感じるかもしれません。しかし、内蔵されているマイクでは、音質が悪く聞き取りにくいことがあります。

ストレスなくウェビナーを視聴してもらうためには、音声の聞き取りやすさがポイントです。音が悪いと、聞き取りにくさが気になり、内容が頭に入らないこともあります。そこで外部マイクを導入しましょう。

一例を挙げると、サンワダイレクトの『USBマイク400-MC015PRO』は、USBケーブル1本でPCと接続できるマイクです。

手軽でありながら性能はプロ仕様で、指向性を4種類から選択できます。講師1人でも対談スタイルでも、聞き取りやすく収音できるのです。

遅延が発生しにくく、映像とのズレが生じにくい点もポイントといえます。

オーディオインターフェースで音声出力

より音質にこだわってウェビナーを開催するなら、オーディオインターフェースの導入も検討しましょう。PC内でデジタル信号としてやり取りされている音声を、アナログ音声信号に変換する働きがあります。

PC内にもオーディオインターフェースの役割をする機能はありますが、音質はそこまでよくないことがほとんどです。そこで、音質にこだわるなら、外部の機材としてオーディオインターフェースを導入します。

例えば『PODTRAK P4』(ZOOM社)を使用すると、クリアな音声で配信が可能です。リモート出演にも対応しているため、講師が別の場所にいる場合でも、聞き取りやすいウェビナーを開催できます。

外部カメラは視野角と画質が大切

PCに標準搭載されているカメラは、視野角が狭い傾向があります。そのため、対談形式や複数人で進行するウェビナーの場合には向いていません。

複数人が出演するウェビナーでは、視野角が広い外部カメラを導入しましょう。画角150°程のカメラが目安です。

外部カメラにすると、より鮮明な画質での配信ができます。画質を左右する解像度とフレームレートは、どちらも数値が大きいほど高画質です。

遅延やゆがみを発生させずにウェビナーの配信をするなら『C922N PRO STREAM WEBCAM』(ロジクール)が向いています。超高速にも対応可能な60fps(720pと、1080Pの高解像度で鮮明な映像で配信できるのです。

加えて、78°の視野角で、2人まで同時に画面に映し出せます。

三脚は撮影方法に合わせて用意

外部カメラを使用する場合には、必要に応じて三脚を用意します。

ウェビナーの配信中にカメラを固定できればよいため、既にあるものを活用すれば十分です。固定できそうなものがない場合には、手頃な価格のものを購入するとよいでしょう。

カメラを固定する場所が限られている場合には、足がフレキシブルに曲がるタイプの三脚が向いています。引っかける・巻きつけるといった固定の仕方ができるため、省スペースで使用可能です。

ライトで表情を明るく

顔色や表情を明るく見せたい場合には、ライトを導入しましょう。ワントーン明るくなるだけで、画面越しの印象をよりよく魅力的なものにできます。

加えて、ライトにかぶせるソフトボックスがあると、ライトの明かりが柔らかくより広い範囲を照らしやすくなります。陰影がソフトでナチュラルな明かりになるため、全体をきれいに照らせるのです。

例えば、LEDライト600個でできている『Yongnuo YN-600 LEDビデオライト』を使用すると、均一な光で全体を照らし出せます。リモコンで操作できるため、画面を見ながら最適な明かりになるよう調整が可能です。

より分かりやすい説明にするために

より分かりやすい説明にするために

参加者により分かりやすいウェビナーにするなら、視覚的に伝えられる機材を導入すると役立ちます。

プロジェクターやスクリーン

作成した資料を共有しながら説明したい場合には、プロジェクターやスクリーンを用意すると便利です。口頭では説明しにくい内容でも、図・表・グラフなどを活用することで、伝えやすくなります。

事前に資料を配布している場合にも、画面で表示しながら進めると、参考にしている箇所が分かりやすいでしょう。参加者のより深い理解につながりやすくなるのです。

システム連動型のポインター

ロジクールの『SPOTLIGHT PRESENTATION REMOTE』といったシステム連動型のポインターでは、ウェビナーの参加者と共有している画面上でポインターを使えます。拡大表示やスポットライトで、強調したい部分を分かりやすく表示できるのです。

また、スクリーン上のカーソルを使用することで、マウスのような操作もできます。解説しながら参考URLを開いたり、動画の再生をしたりできるのです。

レーザー式の赤いポインターは、モニターの種類によって見えなくなることや、緊張による手の震えで点が揺れることがあります。システム連動型であれば、このような困りごとの解消もできるのです。

高度な配信を可能にする機材

高度な配信を可能にする機材

導入する機材によっては、テレビ番組のような高度な配信ができます。複数の映像や音声を組み合わせて、ワンランク上のウェビナー配信に役立てましょう。

映像や音声の切り替えを行うスイッチャー

スイッチャーを使うと『映像や音声をスイッチで切り替え』できます。

例えば、講師を映すカメラの映像と、資料を映すPCの映像を用意しておくと、一瞬で切り替え可能です。このように映像を切り替えるタイプをビデオ・スイッチャーといいます。

また、映像ではなく音声を取り込んで切り替えるのが、オーディオ・スイッチャーです。

スイッチャーを活用すると、資料の映像にワイプを入れたり、映像切り替え時にエフェクトをプラスしたりできます。

対談形式の配信を可能にするAVミキサー

スイッチャーは映像と音声を別々の機材で切り替えます。一方、映像と音声を一つの機材で切り替えたり混ぜたりできるのがAVミキサーです。映像と音声を複数入力してウェビナーを配信する場合に役立ちます

例えば、講師と司会者による対談形式や、複数のゲストによるディスカッション形式など、マイク入力を複数用意するウェビナーに向いている機材です。

他にも、収録済みの映像や音声を組み合わせてウェビナーを開催する際にも、便利に使用できます。映像と音声を一つの機材で調整できるため、HDMIとUSBでシンプルに配線できるのもポイントです。

レンタルする場合

AVミキサーは高額なものもあります。そこで、まずはレンタルで使用するのもよい方法です。

レンタルは1日単位でできるため、開催頻度によっては必要な日数分レンタルした方がリーズナブルに使用できるかもしれません。

AVミキサーを含むウェビナーの配信に必要な機材一式なら1日5万円台で、AVミキサーのみなら1日1万円台で、レンタルできるサービスがあります。

まとめ

ウェビナーはPCとインターネット環境があれば開催できます。ただし、音声や映像にこだわり、参加者がストレスを感じることなく視聴できるクオリティーを目指すなら、機材をそろえて配信に臨みましょう。

外部カメラやマイクを使用することで、音声や映像の質を上げられます。また、ライトの使用で明るい雰囲気を演出することも可能です。

対談形式やディカッション形式のウェビナーを開催するなら、音声や映像を切り替えるスイッチャーやAVミキサーも用意します。

こだわりの機材を使用することで、プロが作る番組のようなウェビナーを開催できるのです。

また、ウェブナー告知から運営・分析まで全てをワンストップで効率化していきたい方には、弊社のイベントの大小に関わらず、定額制・使い放題のウェビナーオンライン受付管理「SPIRAL®」もおすすめです。問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

SPIRAL®のお問い合わせ・資料請求はこちら

資料ダウンロード

セミナー受付・管理を効率化/SPIRAL® Seminar

Webイベント(ウェビナー)オンライン受付管理に
関連するソリューション