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ローコード開発

ローコード開発のメリットとは?特急開発事例を紹介

掲載日:2019年12月16日更新日:2024年2月22日

現在企業では競争力を高めるためにアジャイルやRADといった超高速開発の手法があります。その超高速開発の中の手法の1つとして注目されつつあるのが「ローコード開発」です。 プログラミング言語を記述し0からシステム開発する「フルスクラッチ」に対し、 ローコード開発はプログラミング言語を記述しなくても、ビジュアル操作でシステム開発が可能で、またコードを書くことで拡張が可能です。

本記事では、ローコード開発を取り入れることで得られるメリットについてご紹介します。

ローコード開発とは?

ローコード開発とは、 GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)と呼ばれるビジュアル的な操作で、 短期間でシステム開発することができる手法のことです。WEB上でLEGOブロックや積み木のように必要なパーツ(アプリケーション)を組み合わせてクリック&ペーストでアプリケーションを作ります。

例えば、SQLを書かなくてもDB(データベース)を作ることができるため、その分の開発工数を短縮することができます。

クラウド型ローコード開発プラットフォーム

クラウド型ローコード開発は、開発プラットフォームがクラウドで提供されています。パソコンとネットワーク環境さえあれば、場所を問わず開発することができます。

オンプレミス型ローコード開発ソフトウェア

オンプレミス型ローコード開発は、ソフトウェアになっておりインターネットに接続していなくても開発が可能です。

ノーコード開発とローコード開発の違い

ノーコード開発はソースを書くことができませんが、ローコード開発はソースを書くことができます。そのため、ローコード開発は拡張性が高く様々なシステムとの連携も可能になるケースが豊富です。

ローコード開発で得られるメリットとは

ローコード開発プラットフォームを利用するメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 開発期間が短くなる
  2. プログラミング知識がなくても開発が可能になる
  3. プラットフォームを利用するのでセキュリティに関する負担が少ない

という点です。

開発期間が短くなる

ローコード開発は 既にあるアプリケーションをLEGOブロックのように組み合わせていくため、これまでプログラムを書いていた時間を短縮することができます。また、プログラムを書いて拡張することもできるためカスタマイズも容易です。

プログラミング知識がなくても開発が可能になる

プログラミング言語を使わず構築できるため、現場の担当者やIT知識がない人材でも開発ができるようになり、システム開発の敷居が低くなります。

プラットフォームを利用するのでセキュリティに関する負担が少ない

クラウド型ローコード開発はベンダーが用意したプラットフォームを活用するため、フルスクラッチ開発よりも脆弱性に対する対応やセキュリティ対策の負担が減ります。一般的にはプラットフォームに関してはベンダーがセキュリティ対策を施しているので、自分たちが構築した部分の対応だけで済みます。

もちろん、インフラ環境はローコード開発プラットフォームを提供するベンダーがシステムの保守・運用を行うので負担軽減にもつながります。

アジャイル開発に取り入れ開発工数を削減

アジャイル開発の短いサイクルの中に「ローコード開発プラットフォーム」を活用するとさらに開発工数を抑えることが可能になります。短納期の案件やリソース不足といった場面にも案件受注が可能になりますね。

アジャイル開発とは

アジャイル開発は、システムやソフトウェア開発の手法のひとつで、機能ごとに小規模で「要件定義・設計・開発・実装・テスト・運用」のサイクルを繰り返します。

優先度の高い要件から順に開発をし、それらをまとめたものが1つのシステムとなります。アジャイル開発は、要件に変更があるものという前提で進めるので仕様変更に強いことが特徴です。

アジャイル開発に向いているプロジェクト

アジャイル開発は、開発の途中で仕様の変更や追加が予想される案件に向いています。例えば、競争が激しいモバイルアプリなどにおいては、開発の途中で仕様の変更や追加がおこなわれることが予想できます。小規模で「要件定義・設計・開発・実装・テスト・運用」のサイクルを繰り返していくので、柔軟に対応できるのです。

そのためローコード開発と相性がよく、ローコード開発プラットフォームでスクラッチ開発よりも開発工数を抑えつつ、細かなカスタマイズをしたい部分にソースそがっつり書くというように、ノーコード開発にはない柔軟さがあるのです。

アジャイル開発について詳しく知りたい方は、「アジャイル開発の考え方とメリット・デメリットについて解説」をご一読ください。

ローコード開発の需要は高まる

現在、エンジニアの人材不足が騒がれており、今後もエンジニアの需要が高まることは明白です。人材要件も高度化し、スキルの見極めも難しく熟練したエンジニアの獲得難易度はとても高いでしょう。

そんなときに、ローコード開発を取り入れることで未経験者でもシステム開発が可能になります。開発工数をかけずに新人エンジニアのリソースを活用しながら育てていくことが可能になるでしょう。

ローコードが求められる理由

2020年は特にローコード開発が注目され、日経XTECH「ローコード革命」や@IT「コーディングのプロに嫌われないローコード開発」といったように様々なメディアで特集記事が公開されました。弊社でも2020年4月ごろから短期間での開発を求められる案件のご相談を多くいただくようになりました。その理由の1つは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大とも言えるでしょう。4月の緊急事態宣言以降、対面営業ができなくなり非対面営業に切り替える企業様からの相談が増えました。これまで対面で行ってきた業務をWebに切り替えるためにシステムを導入する必要があったからです。

ローコード開発が求められている理由はコレ!

・コスト削減(費用・人的リソース)
・短納期
・人材不足
・セキュリティ対策
など

クラウド型ローコード開発プラットフォーム SPIRAL®

クラウド型ローコード開発プラットフォームの スパイラル®について紹介します。スパイラル®は2001年にリリースし、メール配信・フォーム・認証機能をはじめとする様々な機能を有したプラットフォームです。

DBもブラウザ上で項目を選択するだけで作成が可能です。

スパイラル®の機能は「機能」をご覧ください。

SPIRAL®の3つの特徴

  1. 社内に散らばったデータをひとつにまとめて管理
  2. 営業・マーケから社内までさまざまな業務・仕事に
  3. テンプレと組み合わせで知識不要のかんたん作成

▼ 社内に散らばったデータをひとつにまとめて管理

スパイラル®は、メール配信やWebアンケートなどの顧客に関する情報から、勤怠管理や給与明細などの社員情報まで、さまざまなデータをひとつにまとめて管理することができます。エクセルや紙、Webサービスなどで複数の管理でばらばらになってしまったデータが、ひとつのプラットフォームでかんたんに管理できます。

▼ 営業・マーケから社内までさまざまな業務・仕事に

営業、販促・マーケティング活動、サービス提供業務などの顧客に向けた活動のほか、社員情報や勤怠・給与管理、申請管理、教育などさまざまな場面でご利用いただけます。企業活動の多くの情報をデータベース化し、業務効率アップや売り上げアップ、コスト削減の施策にご活用いただけます。

▼ テンプレと組み合わせで知識不要のかんたん作成

スパイラル®は、データベースを中心に、Webやメール、LINE連携などのコンポーネント(部品)が用意されています。コンポーネントを選択するだけで、かんたんにさまざまなアプリケーションを構築できます。さらに、メルマガ、お問い合わせ管理、顧客管理、Web給与明細など、お客様によく利用いただくアプリケーションのテンプレもご用意しています。

スパイラル®で作成したアプリケーションのデモは「スパイラルデモ」をご覧ください。

短納期 ローコード開発事例紹介

【事例1】事業者向け協力金や学生支援給付金など緊急を要する申請システムを構築

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって事業維持に不安を感じている事業者の方や、就学に困難が生じている学生に対する支援として行われた協力金・給付金などの申請フォームに利用いただきました。

参考)スピーディ&セキュアな給付金申請

【事例2】モニター会員様向けの会員システムを構築

これまで郵送や電話で行っていたモニター案件の紹介・お問い合わせ対応をデジタルシフト化。Web上で管理運用を行うシステムを導入いただきました。

超高速開発について詳しく知りたい方は『ローコード開発はスパイラル®』をご覧ください。

ライター/こんちゃ