事例概要

～展示会にかかる人員手配と手間の課題を解決する展示会来場者管理システムを構築し、約70%の人員削減と業務効率化を実現～

～ 導入の経緯 ～

　丸菱ホールディングスは、九州各地と東京、海外に拠点を構え、「食品産業のパイプ役」として、製菓・製パン用原材料の卸売業や業務用機械販売などを行っています。
　丸菱ホールディングスでは、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、年2回開催している展示会で来場者の名前や連絡先などの個人情報を厳格に管理する必要に迫られました。また、入場券の準備や管理における人員手配や、紙の商談メモの使用やアナログな売上集計による作業負荷にも課題を感じていました。丸菱ホールディングスは、こうした業務課題を解決する手段として、展示会来場者管理システムを「SPIRAL」で構築しました。
　展示会来場者管理システムは、名前や連絡先などの来場者情報をデータベースで管理し、来場者情報に紐づいた二次元コードを入場券として発行できます。展示会会場では、「SPIRALシャリーン（※1）」で読み取るだけで来場管理ができ、同一の二次元コードを活用した商談メモのデジタル化や、オンライン上でのリアルタイムでの情報共有・閲覧もできます。併せて、機械の売上をスマートフォンで管理できる機能も追加しました。

※1：SPIRALシャリーンとは
二次元コードを読み取り、読み取った情報に選択肢やフリーテキストなどの追加入力情報を付加して「SPIRAL」のデータベースに登録できるiPhoneアプリです。

商談メモフォーム 画面イメージ

機械売上管理 画面イメージ

～ 導入効果 ～

(1) 紙の印刷や回収などが不要になり、展示会要員の約70%削減に成功

　展示会来場者管理システムの導入により、入場券の印刷や読み込み、商談メモの回収をしていた人員が不要になり、展示会要員を約70%削減することに成功しました。

(2) デジタル化により、商談情報共有の手間が減少し、商談メモは4倍に増加

　また、丸菱ホールディングスと出展者の双方が商談情報をオンライン上で随時確認できるようになりました。出展者が情報を記入する手間も減り、1000件弱だった商談メモの数は4倍に増加しました。さらに、発注担当部署の発注作業負荷も軽減されました。

　導入事例インタビューページには、導入経緯や本システムの機能に関する詳細なインタビュー記事がございますので、ぜひ併せてご覧ください。