―スパイラル®とLINEを連係した結果、どのような成果がありましたか?
事務作業に関連するクレームはほとんどなくなりました。以前は、指導員の事務作業や対応に抜け漏れがないかをチェックすることに時間を取られていましたが、それが不要になった分、本当にしたかった仕事に取り組めるようになっています。また、業務をオンライン化したことで、指導員が保護者としっかりお子さんの話をする時間が取れる。このメリットは非常に大きいですね。コミュニケーションの頻度が増えることで保護者の納得度が高まり、さらなる満足度の向上へつなげられているのではないかと感じています。おかげさまで、料金改定後も会員数は順調に伸びています。
事務作業の面で言えば、イベント申し込みをLINEからできるようにしたことが功を奏しました。価格改定に伴ってイベント参加費を無料にしたのですが、このことで申し込み数が大幅に増加したんです。LINEから申し込みできるようにしていたためスムーズに対応できていますが、紙での申し込みのままだったら、対応は追いつかなかったことでしょう。また、各種手続きをLINEで完結できるようにしたことは、顧客満足度だけではなく従業員満足度にもつながっています。「将来は地元に戻りたい」と言っていたスタッフが、事務作業がすべてオンラインで完結できるようになったので、今は県外の地元で暮らしながら当社で働いています。好きな仕事を自分の住みたい場所でできるという夢を叶えることができたのも、スパイラル®のおかげですね。
―今後、このシステムを使って、どのように事業を発展させていこうとお考えですか?
弊社の指導員全員が、代表と同じレベルの指導を提供できているかというと、まだまだです。しかし、システムを活用すればそこをフォローできると考えています。例えば、代表が書いたコラム がLINEで届けば、保護者が運動を苦手でも「この動きをするといいみたいだから、してみたら?」といった話が各家庭でできる。最近は、お家でも運動に取り組めるよう動画配信も始めました。このようにコンテンツも充実させて、会員の満足度をあげていきたいですね。また、集客の面でもLINEには期待しています。会員ではない人向けのリッチメニューもあるので、誰でも参加できるイベントの案内などを行って加入につなげたいと思っています。当社の目的は、「地域の専門家」として子どもたちの夢を応援すること。そのために、これからもスパイラル®を活用してさまざまなことに取り組んでいきたいですね。