―スパイラルで構築したシステムは狙い通りの効果を発揮しましたか?
応募作品は、昨年が約800点だったところ、今年は2倍弱の約1,500点の応募がありました。これは、前回のような紙での審査ではあり得ないボリュームです。しかし、システムによって一次審査や審査通過の処理が円滑に進めることができ、応募締め切りから投票開始までを昨年より短いスケジュールで実現できました。
一般の方からの投票は約2,000件。一次通過したクリエイターさん達のSNS発信が増えたのも投票増加の要因だと思います。社内審査は20名で行ったのですが、今年はWebを利用し遠隔地の社内店舗スタッフも審査に参加することができました。
また、一般の方からの問い合わせが少なくなったことも効果の1つです。スパイラル®はデザインがカスタマイズでき、希望のデザインに仕上げることが可能なため、分かりやすいデザインや構成にすることができた結果だと思っています。
―実際に運用してみて問題はありましたか? また、次回以降に向け開発の予定などはありますか?
イベント期間中に大きな問題はありませんでした。次回以降は、スパイラル®の活用範囲をもっと広げていきたいと考えています。今回、時間がたりなかったこともあり、スパイラル®をどこまで活用できるか深く考えないままにスタートしてしまいました。今になって考えると、社内審査会への応用など、最初の設計次第でもっと活用できる部分があったように思います。スパイラル®の活用方法や運用方法について社内周知と共有ができてなかったのが改善ポイントですね。
今後の開発として、店舗ヒアリングアンケートや他のイベントへの応用も検討していきたいと考えています。2015年11月26日~12月23日に開催する『みうらじゅん ボク宝総選挙』にもスパイラル®を活用する予定です。
―弊社の対応やサポートはいかがでしたか?
非常にタイトなスケジュールの中、予定通りに進行することができました。また、運用面の不明点やサポートも電話などで適宜対応していただき助かりました。
―パイプドビッツやスパイラル®に期待されることやご要望などはありますか?
当社では、社内アイデア募集や投票・アンケートをよく実施しているのですが、現在はGoogleスプレッドシートなどを利用しています。しかし、スパイラル®の方がセキュリティや機能が充実しているため、今後は切り替えも検討していきます。社内でさまざまな企画が急に決まることが多いのですが、スパイラル®を社内で使いこなせるようになれば、対応していけそうです。
要望としては、スパイラル®の管理画面は、もっと分かりやすく簡単にしてほしいですね。
―本日はありがとうございました。