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CMS連携 会員サイト構築

CMSのデザインテンプレートとは?使用するメリット・注意点を解説

掲載日:2023年1月4日更新日:2024年3月15日

CMSとはコーディングなどの専門知識なしでWebサイトの作成・運用ができるツールです。今回はCMSやCMSのデザインテンプレートの概要、導入するメリット、導入時に注意したいポイントを解説します。CMSデザインにこだわったほうがよいサイトの特徴や、デザイン時の注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

CMSとは?

CMSは「Contents・Managements・Systems(コンテンツ・マネジメント・システムズ)」の略称です。
CMSを使うことで、HTMLやCSS、FTPといったWeb制作の専門知識がなくてもWebサイトを作成・更新することができます。

CMSを利用したWebサイトの制作では、テンプレートを利用してページの更新をします。
そのため、かんたんにWebサイトのデザインが統一でき、サイト全体で一貫性のあるWebページができます。

代表的なCMSの例としては、WordPress、Movable Type、Joomla!、Drupal、PowerCMSなどがあります。

CMSのデザインについて

CMSでデザインを考える場合には、「テンプレート」を利用することが多いです。

CMSのテンプレートとは、ホームページのヘッダーやフッダー、記事作成ページのコンテンツ以外のレイアウトなどがすでに設定されており、新しく作成したいページにも同じデザインを適応できるひな形の役割をします。そのため、難しいサイト設計のスキルや専門知識がなくても、デザイン性が高い統一されたホームページを作成できます。

CMSによってはページの種類ごとにデザインを変更でき、Webサイトの訪問者にとってより情報を探しやすい環境整備も可能です。

特にデザイン性の高いテンプレートである「デザインテンプレート」は人気です。デザインテンプレートを用いれば、自社サイトのデザイン性をかんたんに高めることができます。

CMSのデザインテンプレートとは?

CMSの「デザインテンプレート」とは、上述したとおりデザイン性の高いCMSテンプレートです。

プロのデザイナーに依頼するよりも安価に高度なデザインをWebサイトとして実現でき、同じデザインの複製もかんたんです。
そのため、大量にページを持つWebサイトの運営時にも便利です。

デザインテンプレートを変更するだけでサイト全体の印象をがらりと変えることもでき、ブランディングや競合との差別化をしたい際にも重宝します。

デザインテンプレートのメリットは他にもあります。次ではデザインテンプレートを導入するメリットをご紹介します。

CMSのデザインテンプレートを導入するメリット

CMSのデザインテンプレートを導入するメリットとして、主に以下が挙げられます。

  • 専門知識なしでデザイン性の高いWebサイトができる
  • デザインに統一性を持たせることができる
  • 運用コストが下がる(外注や時間の軽減)
  • SEO対策

1つずつ解説していきます。

専門知識なしでデザイン性の高いWebサイトができる

デザインテンプレートは、サイトの目的や運営方針に合わせてたくさんのテンプレートが用意されています。

そのため、導入するだけで専門知識が不要でデザイン性の高いサイトができます。
種類や、サイトのテーマ、業種によって異なるテンプレートもあるため、選択肢も豊富です。

Web制作に必要とされてきたHTML、CSS、PHP、FTPなどに触れなくてもよく、感覚的に画像やテキストが設定できるため、初心者でもサイト運営のハードルが低くなります。

デザインに統一性を持たせることができる

デザインテンプレートを使用することで、サイトのデザインに統一性をもたせることができます。

HTMLやCSSを用いたサイトデザインとは違い、デザインテンプレートを用いる場合には新しいページのレイアウトを毎回作る必要がありません。また、決まったテンプレートを使うだけで同じデザインのページを更新できるため、サイト内部で担当者が分かれていたとしてもデザインを統一することができます。

サイト内のページのデザインが揃っていることで、読者が情報を探しやすくなり、ユーザビリティも向上します。Webサイトのコンテンツに統一感があることで、読者が心地よくコンテンツを楽しむことができ、Webサイトへの滞在時間も伸ばせるでしょう。

運用コストが下がる(外注や時間の軽減)

デザインテンプレートを用いることで、外注のデザイナーに依頼をしなくてもデザイン性の高いサイトを構築できます。そのため、運用コストが下がり、新しいページの更新や、サイトのリニューアルも容易になります。

制作や更新の細かな設定も企業内で完結できるようになれば、時間的なコストの削減も可能です。

SEO対策

CMSのテンプレートには、SEO対策として重要な「パンくずリスト」が自動作成される機能が施されていたり、スマートフォンからサイトを見る際のレスポンシブ対応の機能を備えているものも多いです。ユーザビリティやレスポンシブデザインが採用されていると、SEOに有利になるため、上記の設定はWebサイトの重要な要素となります。

また、Webサイト運営ではコーディングにミスがあると、検索エンジンがスパムとして読み取ってしまいSEOに不利になることがあります。CMSを利用したWebサイト設計では、HTMLやCSSのコーディングによる入力ミスが起こりにくくなり、こうした現象の発生を抑えることができます。

上記のようなSEO対策が形になっていることで、自社で1からSEO対策を施さずとも、スムーズにWebサイトの運営を開始できるでしょう。

CMSのデザインテンプレートを導入する際の注意点

ここまでCMSのデザインテンプレートを導入するメリットをご紹介しましたが、デザインテンプレートの導入時には注意したいポイントもあります。

ここでは導入時の注意点をご紹介します。

コードで構築されたサイトからの移行が難しい

すでにHTMLで構築したサイトにCMSを導入するのは難しいケースがあります。
コンテンツのタイトルや、URLなどのデータをCMSにいちいち割り振らなければならず、手間と時間がかかります。

誤ってデータを消してしまったり、入力ミスが起こる可能性もあるため注意が必要です。

大きくデザインが異なるページを作るのが難しい

CMSのデザインテンプレートではすでにデザインの型が決まっており、型のアレンジ方法もテンプレートが提供する選択肢の中から行います。

そのため、いつものデザインとは異なる特別なデザインのページを作りたくても、テンプレートに似てしまう場合があります。

テンプレートに用意されたデザイン以外を導入したい場合には、PHPやFTPが使えるWebサイト構築の専門家にお願いしたほうがミスもなく、結果的に効率がよくなるでしょう。

CMSデザインにこだわったほうがよいサイトとは?

CMSを導入したサイト設計は、かんたんに取り入れることができ、どんな企業も挑戦できます。

特に以下のような特徴がある企業では、導入するメリットが大きくなるでしょう。

デザインにコストを割く余裕があるサイト

デザインにコストを割く余裕がある場合には、有料のテンプレートを導入したり、外注企業にオリジナルのデザインを依頼することができます。

CMSでは、無料と有料のテンプレートを提供していますが、有料のテンプレートは無料のものに比べてデザイン性にも優れ、テンプレートだけでできるカスタマイズの幅も広がります。

更に余裕がある場合には、Web制作の専門家にオリジナルのデザインを依頼もできます。
同じテンプレートを使用している他のサイトと似通ってしまい、自社サイトの独自性が薄れてしまう懸念もなくなります。

自社のブランディングに力を入れたいサイト

サイトのデザインにこだわることで、自社製品や企業イメージのブランディングがしやすくなります。

自社ブランドのイメージカラーや画像、専用のロゴやボタンのデザインなどにこだわれば、自社ブランドの独自性を表現できます。

顧客に良いブランドイメージを持ってもらい、商品のファンとなってもらえれば、リピーターになってくれたり、口コミを広げてくれるなどの効果も期待できます。

他サービスとの差別化が重要なサイト

競合サイトが多く、他のサイトとの差別化が重要な企業はサイトデザインにもこだわる必要があるでしょう。

たくさんの競合の中から自社サイトを認知してもらうためには、オリジナルなデザインのWebサイトで自社のイメージを確立したいところです。

自社製品のメリットや、優位性を効果的に伝えることで、企業自体に価値を感じてもらいやすくもなります。

CMSでサイトをデザインする際にチェックしたい3つのポイント

ここまで、CMSのテンプレートを利用したサイト設計についてご紹介してきました。
CMSのテンプレートを利用したサイト設計・運営はWeb制作の専門的な知識を持っていなくても取り組むことができ、幅広い企業で活用ができます。

しかしながら、CMSでサイト運営をする話が進んでからも気をつけておきたいポイントがあります。

ここでは記事の最後として、CMSでサイトをデザインする際にチェックしておきたい3つのポイントをご紹介します。

レスポンシブデザインのチェック

CMSでデザインをする際には、レスポンシブデザインのチェックをしましょう。

レスポンシブデザインとは、表示するWebサイトが端末の種類や画面の大きさによって適切に表示されるようにするデザインです。
特にサイトをスマホで開いた際に、デザインが崩れてしまったり、Web版のページのまま見にくく表示されてしまうと、顧客がページを離脱する原因となってしまいます。

機能性をチェック

デザインだけではなく、セキュリティの機能や、基本的な機能も整えておく必要があります。

セキュリティが脆弱であったり、ボタンを押してもリンクに飛ばない、表示されるはずのコンテンツが表示されない、画像が重すぎるなどの問題があると、ユーザーが使いやすいWebサイトにはなりません。

ユーザーを遠ざけてしまう原因ともなるため、機能性のチェックは十分に行いましょう。

操作性をチェック

操作性も抑えておきたいポイントです。

デザインに拘りすぎて操作がしにくいサイト設計になってしまっては本末転倒です。
デザインにも独自性をもたせながら、直感的に操作しやすいサイトを構築・運営しましょう。

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まとめ

今回CMSのデザインテンプレートについて紹介しました。

CMSを導入することで、Web制作の専門家でなくてもサイト運営を開始できます。
CMSのデザインテンプレートを利用すれば、外部に発注せずともデザイン性の高いWebサイトを制作できます。

Webサイトのデザインにこだわることで、競合サービスとの差別化や自社のブランディングにもつながり、ファンを増やしたり、リピーターの獲得につながるといったメリットも期待できます。

本記事で紹介した内容を参考に、デザイン性の高いWebサイトの構築制作を検討してみてください。