アンケート作成の記事

ARTICLE
アンケート作成

アンケート集計はソフトが便利で楽?メリットや選び方を紹介

データ集計方法にはExcelを利用する方法がありますが、簡単に集計したい場合は、アンケート作成ソフトがおすすめです。手間を省きながら、アンケートの作成・実施・集計ができます。アンケート作成ソフトのメリットを知り、導入を検討しましょう。

アンケート実施フロー

アンケート実施フロー

役立つアンケートを作り実施するには、作成から実施・集計、分析までの流れを正しく知ることが大切です。どういった順で作るのか知って、アンケート作りに活かしましょう。

合わせて読みたい記事「セミナーアンケートの作り方。事前準備から項目作成までの流れ

アンケート目的の明確化

アンケートを有効活用したいなら、まずは目的をはっきりさせなければいけません。回答結果の利用方法をイメージするのです。

目的がわかれば、必要な質問や選択肢がはっきりします。たとえば、年代別の傾向の違いを知りたいなら、年齢についての質問を設けましょう。

目的があやふやなままアンケート作りを始めてしまうと、不要な質問が入ったり、必要な質問が抜けていたりしがちです。何のためのアンケートかをはっきりさせて、必要最小限の質問のみで構成されたシンプルなアンケートを目指しましょう。

質問作成とアンケート実施

アンケートで何が知りたいのかがはっきりしたら、それがわかるように質問を考え構成していきます。質問文の内容・わかりやすさはもちろん、回答形式も重要です。回答しやすい選択式をメインに構成するのがよいでしょう。

続いて、実施方法も決定します。Webツールを使ったアンケートは低コストで実施できますが、パソコンやタブレット・スマホが使えないと回答できないデメリットがあります。

特に高年齢層へのアンケートは、紙に記入する方式の方が回答率は高まるでしょう。

そして、アンケート実施する場所も大切です。セミナー会場と路上とWeb上では、必要なアナウンスにも違いがあります。質問文も実施方法も、アンケートの目的や対象者に合わせた最適なものを選びましょう。

アンケート結果の集計と分析

アンケートは実施して終わりではありません。活用できる形にするには、集計と分析が欠かせないのです。

全体の傾向をつかむ『単純集計』や、属性ごとの傾向を知るための『クロス集計』など、代表的な集計方法を使い、データを整理しましょう。

質問や目的に合った適切な手法で集計ができたら、分析しやすくグラフや表にまとめます。グラフや表をうまく使えばデータを視覚で把握できるので、分析がしやすくなるのです。

アンケートは分析までが大切。集計や分析の手法とポイント

アンケートの集計方法の種類

アンケートの集計方法の種類

集計方法の種類や特徴には、どのようなものがあるのでしょうか?それぞれの特徴を解説します。集計方法について知り、適切な方法で処理できるようになりましょう。

単純集計

さまざまな集計方法の中で1番シンプルなのが『単純集計』です。その名の通り、全てのアンケート結果を単純に集計するだけで求められます。集計を始めるとき、最初に実施する方法です。

シンプルな集計なので、手間も時間もあまりかかりません。簡単に全体の傾向を知るための集計方法です。

ただし、あくまでも全体の傾向しかわからない、ということには注意しましょう。単純集計のみでアンケート結果について全てがわかるわけではありません。

クロス集計

より詳細な傾向を知るのに役立つのがクロス集計です。性別・年齢・職業など、属性ごとの傾向を読み解けます。属性や質問をかけ合わせて細かく分類すると、個別の傾向が見えてくるのです。

クロス集計で詳細を読み解いていく場合、たくさんの回答が必要という点に注意しましょう。

「30代女性で運転免許を持っている人」について調べようと思っても、該当する対象者がごく少数しかいない場合、データとしての信頼性が低くなってしまうからです。

自由記述集計

自由記述は、数値で回答する形式と文章で回答する形式があります。

数値の場合には『平均値』『中央値』『標準偏差』『最小値・最大値』を全て確認しましょう。どれか1つの数値のみで分析した場合、アンケート結果を正しく読み取ったことにならないからです。

『標準偏差』が大きくバラつきのあるデータだということがわかった場合、『平均値』が偏っている可能性があるとわかります。

その場合は、『中央値』を参考にしたり、バラつきの原因になっている特定のデータを除外して集計し直したりして、より正しく集計結果を求めていくのです。

文章での回答は、まず一覧表を作ります。その後、キーワードの絞り込みや、『アフターコーディング』『テキストマイニング』といった方法で集計しましょう。

アンケートの集計はどのように行う?手段や方法についてのまとめ

アンケート結果の集計方法

アンケート結果の集計方法

集計は回答ごとに計算して、さまざまな数値を求めます。これを手動で全て計算するのは大変な作業です。手間と時間をできるだけ節約しながら集計するには、ツールやExcelを利用しましょう。

アンケート作成ソフトなどツールで集計

集計機能がついているアンケート作成ソフトなら、比較的簡単に集計できます。Web上で回答してもらうタイプなら、データを入力する必要もありません。

回答のデータがリアルタイムで反映されたり、グラフを自動的に作ったりするツールもあります。そのため、アンケート結果をスピーディーに活用したい場合にも向いているでしょう。

Excelで集計

『COUNTIF関数』や『SUM関数』など、代表的な関数を知っていれば、Excelでアンケート結果の集計ができます。『マトリクス表』や『クロス表』も作れるのです。

さらに、シンプルな単純集計はもちろん、クロス集計もできます。クロス集計はデータの集計で最もよく使われる方法です。『COUNTIFS関数』を使えば、複雑そうなクロス集計も比較的簡単に実施できます。

アンケート作成ソフトのメリット

アンケート作成ソフトのメリット

作成から集計まで、アンケートには手間と時間がかかります。アンケートを実施したいけれど手間はかけられない、できるだけ予算を少なくしたいというときに、アンケート作成ソフトが役立つのです。

作成から集計まで簡単にできる

アンケート作成ソフトには、手間がかかるアンケートの作成から集計を、比較的簡単にできる機能が揃っています。

質問を入力して選択形式を選ぶだけでアンケートができますし、集計を自動的に行う機能つきのソフトもあるのです。Excelでの集計のように、関数を入力し、グラフ化する手間もありません。

データをうまく読み込めないという人には、分析機能がついているソフトもよいでしょう。これまで時間がかかっていた作業をソフトに任せられます。

効率改善やコストカットにつながる

これまでかかっていた印刷代や郵送代を削減するのにも、アンケート作成ソフトは役立ちます。Web上で回答してもらう方法にすれば、印刷も郵送も必要ないからです。

これは効率改善にも役立ちます。アンケート用紙を印刷し郵送して、回答と返信を待つという方法では、最低でも1週間は回収に必要でしょう。

アンケート作成ソフトの場合、メールやホームページにアンケートフォームのURLを掲載すれば、作成後すぐに回答を受け取ることも可能です。リアルタイムに回答を集計する機能がついているソフトなら、集計や分析まであっという間にできます。

アンケート作成ソフトの選び方

アンケート作成ソフトの選び方

コストカットや効率化につながるアンケート作成ソフトは、たくさんの種類があります。どのソフトを選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、アンケート作成ソフトの選び方を解説します。

無料か有料か

選び方の基準としてまずあげられるのが料金です。低コストで利用したいなら、まずは無料で使えるアンケート作成ソフトを導入しましょう。

ただし、無料ソフトの場合、機能が制限されている可能性があることに注意します。使いたい機能を利用するには、有料オプションの購入が必要だったということもあるのです。

また、無料や安く使えるサービスの場合、セキュリティ対策が不十分なこともあります。アンケートは個人情報も扱うことがあるので、SSLの導入などセキュリティがしっかりしているものを選びましょう。

有料の場合には、料金形態に注意が必要です。一度の購入でずっと使えるのか、毎月支払いが必要なのか、確認して比較してください。

機能

アンケート作成ソフトにはさまざまな機能があります。アンケートフォームの種類や設定できる質問の数・画像や表の挿入ができるかどうか・ランダム表示の可否など、アンケートの目的に合っている機能を選びましょう。

ほかにも、メール配信・回答管理・レポート機能などがあります。アンケートのスムーズな実施や集計に必要な機能を備えたソフトを選んでください。

ただし、ソフトは多機能になるほど高額になる傾向があります。そのため、必要な機能と料金のバランスを考えることも大切です。

導入形態や対応端末

導入形態にも種類があります。インターネット上で利用できる『クラウド型』と、インストールして使う『オンプレミス型』です。

『クラウド型』は、小規模で実施するアンケートや、スピーディーな集計がしたいときに向いています。集計やグラフの作成を自動でできる機能がついているものを選べば、手間をかけずにデータを処理できるのです。

『オンプレミス型』は、大規模なアンケートや、質問の数が多いときによいでしょう。カスタマイズ性が高いので、自社ホームページのデザインと合わせたアンケートにしたり、利用の仕方に合わせて機能をつけたりできます。

スマートフォンやタブレットに対応しているかどうかも重要です。利用目的に合わせた形態でアンケートを作成しましょう。

アンケートフォーム作成サービスとは。作成手順や選び方のまとめ

まとめ

回収したアンケートの集計には、アンケート作成ソフトの利用が便利です。Web上で回答する形式なら、自動的に集計したり、グラフを作成したりもできます。

手間のかかるアンケート結果を効率的に処理できるだけでなく、コストカットできるのもアンケート作成ソフトの魅力です。印刷代や郵送代がいらないので、その分低予算で実行できます。

目的や自社の環境・予算にぴったりのソフトを選んで、より簡単にアンケートを集計しましょう。

また、アンケート作成から分析までワンストップで効率化していきたい方には、弊社のプログラミング知識不要で簡単アンケート作成サービス「SPIRAL®」もおすすめです。問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

SPIRAL®のお問い合わせ・資料請求はこちら