メール配信の記事
ARTICLEメルマガ配信システムを使うメリットとは。仕組みや選び方のまとめ
メルマガ配信システムにはどのようなメリットがあり、どのように選ぶのがいいのでしょうか？システムの特徴とメリット・比較の仕方について解説しています。内容を参考にしながら、最適なメルマガ配信システムを導入しましょう。
メルマガ配信の基礎知識
まずは、メルマガ配信のために必須の、メール配信サービス・メール配信スタンド・メール配信ソフトについて解説します。
メール配信サービスとは
メール配信サービスは、大量のメールを一斉配信するシステムです。
単にメール配信するだけでなく成果につながるマーケティングに役立てるよう機能をそなえているものが多いのです。例えば、関係性の構築から成約までの流れを効果的に作れるステップメールの利用が可能です。配信したメールの効果測定もできます。
メール配信サービスとは？機能や費用、導入メリットや選び方を紹介
メール配信サービスの活用で効率アップ。メリットや注意点のまとめ
メール配信スタンドとは
メール配信スタンドは、メルマガ配信・発行ができる仕組みのことです。メール配信サービスと近しい意味で利用されることが多いでしょう。
また、無料で使えるシンプルなサービスから、機能が充実した有料のサービスまでさまざまな種類があります。そのため、メール配信の目的や規模に合わせたサービスを選べます。
メール配信ソフトとは
メール配信ソフトは、メール配信をするためのソフトウェアです。パソコンやサーバーにインストールして使います。専門的な知識が必要ですが、カスタマイズができるのがメリットです。
自社内でメルマガ配信に関する全てを完結させられます。しかし、その分、配信数やユーザー数が多くなると運営コストも大きくなることは注意が必要です。
また、パソコンの性能や通信環境が配信に影響を与えます。そのため、高性能のパソコンの購入や稼働率の高いサーバーの利用など、初期費用にある程度コストがかけられる場合に向いているシステムです。
メール配信システムの仕組み
メール配信にはどのような配信の種類や利用形態にはどのようなものがあるのでしょうか？それぞれの特徴を紹介します。
システムのタイプ
メール配信システムは大きく２つにわけて『一斉または大量配信型』と『セグメント型』です。
| システムのタイプ | 特徴 |
|---|---|
| 大量配信型 | ・多くのメールをスピーディーに配信可能 ・メール配信の日時指定が可能 |
| セグメント型 | ・送信相手の属性や行動に合わせた、ベストな内容のメール配信が可能 ・ECサイトなど、商品やサービスの販売と相性が良い |
大量配信型は、一斉に大量のメールを送るのに適しています。そのため自治体から住民への緊急連絡や文教団体から保護者への通知、または小売業からの休業日の連絡などに向いています。
セグメント型は、ユーザーを細かく分けて管理できます。そのため、メール配信をマーケティングに利用したいときに向いているシステムです。属性だけのセグメントもあれば、閲覧や購買履歴からパーソナライズされるメールコンテンツの配信も可能です。
また、OnetoOneの機能として相手の社名や名前を差し込んで配信することも可能です。あなただけの特別感があることと、自分の名前宛なので何かの連絡だと認識して閲覧してもらえる率もあがるでしょう。
利用形態
『クラウド』と『オンプレミス』の２つの形態があります。
| 利用形態 | 特徴 |
|---|---|
| クラウド | ・インターネット上でログインすればいつでもどこでも利用可能 ・導入費用や月額料金が比較的安価 |
| オンプレミス | ・パソコンへインストールして使用する ・目的に合わせてカスタマイズ可能 ・コストの負担が大きい |
クラウドは、近年、主流となっている利用形態です。パソコンとインターネット環境があればいつでも使えます。手持ちのパソコンで利用できるので、メール配信のために新たな道具を揃える必要がありません。
一方オンプレミスは、パソコンに専用ソフトをダウンロードする利用形態です。導入・運用にコストがかかりますが、カスタマイズによる自由度の高さがあります。
メール配信システム導入のメリット
メール配信システムを導入するメリットは、さまざまなメールの作成・業務の効率化・効果測定ができるということです。それぞれについて解説します。
さまざまなメール作成機能
メール配信システムでは、色々なタイプのメールが簡単に作れる機能を利用可能です。これらのメールは、ユーザーとの関係性作りに効果的に働きます。
- ステップメール
- 誕生日メール
- 個人宛て風のメール
『ステップメール』は予め設定されたシナリオにそって決められたタイミングで自動的に配信されるメールで、ユーザーのフォローアップが期待できます。一方、『誕生日メール』や『個人宛て風のメール』は、ユーザーにより親近感を持ってもらいやすくなるメールです。
視覚的なアピールができる・効果測定ができるなどの利点があるHTMLメールを簡単に作れるのも魅力でしょう。HTMLについて知識がなくても、無料公開のテンプレートや専用のエディターで簡単に作成できます。
業務の効率化や負担軽減
メール配信を始めると、管理すべき情報が大量になります。そのため、手動で全てを行っていると、管理業務の負担が大きくなり過ぎてしまうのです。
メール配信システムを利用すると、管理業務を効率化したり負担を減らしたりできます。例えば、重複したメールアドレスに二重でメールを送らない・メールが届かないエラーアドレスを整理するなどのリストの管理ができるのです。
自動化できる業務をシステムに任せ効率化することで、メール配信の施策・効果測定の分析といった、本来集中すべき業務に時間をかけられます。
効果測定
メール配信の成果を高めるために必要なのが効果測定です。メール配信システムでは、属性に合わせた配信・カゴ落ちメール・動画メールなど、さまざまなメールを利用したマーケティング施策を実行できます。
そうした施策の効果を開封率・クリック率・コンバージョン率など目に見える数字で明らかにするのが効果測定です。効果測定し、結果を分析することでより効果的な施策を模索できるでしょう。
なかには、ABテストの機能が付いているシステムもあります。ABテストでは、内容の違うAとBのメールを用意し、それぞれ違うユーザーに配信して効果測定を繰り返すのです。その繰り返しで、成果の出るメール配信が可能になります。
メール配信システムを使うメリットは？基本や選び方とともに紹介
メルマガ配信システム導入のメリットとは。おすすめ機能の紹介も！
メール配信システムの選び方
たくさんあるメール配信システムから最適のものを選ぶには、機能・セキュリティ・料金に注目して、比較しましょう。
ニーズに合った機能
メール配信システムは、目的に合った機能のものを選びましょう。そのためにはまず、目的達成に必要な機能を洗い出します。例えば、メールマーケティングに利用したいならステップメールやABテスト・効果測定の機能が必要でしょう。マーケティング施策に集中できるように、管理機能も充実させたいものです。
一般的に多機能なサービスは高コストと思われがちです。コストだけかかり使いこなせず運用が継続できないということもありえます。そのため、目的達成のために必要な最低限の機能のみを備えたものを選びがちになりますが、機能で決めては少し不安なところがあります。それがセキュリティ面です。
セキュリティや到達率
セキュリティに力を入れているかどうかは、システムの信頼性を確認するうえでの最重要項目といえます。
不正アクセスによる情報漏洩が起これば一大事です。どのようなセキュリティ対策が行われているか、根拠となる内容はあるかは必ずチェックしましょう。
また、配信メールの到達率も大切な項目です。高ければ高いほどメールがユーザーに確実に届くシステムといえます。
費用（料金）やサポート体制
メール配信システムは、料金やサポート体制も大切です。しかし、無料でも必要な機能やサポートがないのであれば目的が達成ませんね。そこで、費用対効果の高さがポイントになります。
料金比較をする場合、クラウドとオンプレミスによって、比較すべきところが違うのです。クラウドは、各システムの最適プランを月額料金で比較します。
一方、オンプレミスは、5年間の総コストを計算しての比較を推奨すると一般的にいわれています。ソフトのアップデート費用や運用コストなどが必要なことを含めて考えているからです。
メール配信システムの費用はどのくらい？機能や費用の目安を紹介
有料・無料サービスの比較
メール配信システムの無料と有料、それぞれのサービスの特徴について解説します。
無料サービスの特徴
メール配信システムには、無料で使えるものも多くあります。無料サービスの場合、無料ということが最大のメリットでしょう。できるだけ費用を抑えてメール配信することは、資本の少ない企業や個人にとって大切なことだからです。
ただし、無料だからこそのデメリットがあることを知っておく必要があります。
- メール本文と無関係の広告が掲載される
- ステップメールの利用ができない
- リストの管理機能がない
- 配信数に上限がある
機能や配信数を限定し最低限にしているからこそ、無料である理由のひとつになると思います。そのため、業務の効率化を求めたり、マーケティングに取り組んだりしたい場合にはものお足りなくなるでしょう。
制限の範囲内で十分というときや、有料版に切り替える前のお試し利用に適しています。
有料サービスの特徴
メール配信システムは有料になると、機能が充実し、使い勝手が良くなるでしょう。マーケティング施策でもできることが増えますので活用の幅が広がります。主なメリットは下記の通りです。
- 無関係な広告が入らない
- 配信数の制限がない
- 便利な機能で効率アップ
有料サービスを利用すると無料サービスのデメリットが解消されます。広告が入らないので、メールの内容がユーザーに伝わりやすくなりますし、配信数の制限がないので、予想外にユーザー数が増えても安心です。
リスト管理・ステップメール・マーケティングなど、さまざまな機能が使えるのも、有料サービスの魅力でしょう。
便利な機能で効率化したい・メール配信の規模が広がりつつある・ユーザーに読んでもらえるメール配信がしたいという場合に、有料サービスが適しています。
メールソフトは無料で何ができる？機能や有料との違いを解説
メルマガ配信システムの費用の目安は？無料と有料の違いも確認
まとめ
メール配信は、PCに最初からインストールされているメーラーでもできます。しかし、確実に速く配信する・マーケティングに利用する、となると、メール配信システムが欠かせません。
機能・セキュリティ・料金を比較し、さまざまなサービスから最適なシステムを選びましょう。
また、メール配信から運営・分析まで全てをワンストップで効率化していきたい方には弊社のメール配信サービス「SPIRAL®」もおすすめです。問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
