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パイプドビッツの政治・選挙プラットフォーム「政治山」、「都知事選・衆院選に関する<緊急>意識調査」の結果分析を発表~ まだみぬ石原新党が、都知事選・衆院選とも都内有権者の最多投票予定政党に ~

2012年10月31日

パイプドビッツの政治・選挙プラットフォーム「政治山」、「都知事選・衆院選に関する<緊急>意識調査」の結果分析を発表
~ まだみぬ石原新党が、都知事選・衆院選とも都内有権者の最多投票予定政党に ~

 政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営する株式会社パイプドビッツ(本社:東京都港区 代表取締役社長CEO:佐谷宣昭 証券コード3831、以下「パイプドビッツ」)は、2012年10月25日の石原慎太郎氏の都知事辞任及び衆議院議員総選挙(以下「衆院選」)出馬表明を受け、都内の有権者を対象に25日から27日にかけて、「石原都政、次の都知事選・衆院選」に関する緊急意識調査を実施いたしました。調査結果や考察を「政治山」にて発表しましたので、お知らせいたします。

 意識調査結果の考察や自由記述回答など、詳細なレポートを公開しておりますので、是非「政治山」の調査報告ページも併せてご覧ください。

第5回政治山調査「都知事選・衆院選に関する<緊急>意識調査」分析結果

1.都知事選について

(1)12月の都知事選で投票する候補者の政党
~ まだ見ぬ“石原新党”がトップ ~
 調査時点では12月16日の都知事選候補者が出ていません。そこで、どの政党から公認または推薦をうけた候補者に投票するかを調査しました。石原新党12.2%が最多で、「現時点では分からない、決めていない」層が過半数とはいえ、まだ活動実績どころか実態もない石原新党が政党の中で期待値が高いとわかりました。
 次いで自由民主党7.3%、都議会で最大会派の民主党は2.1%で、日本維新の会3.0%や日本共産党2.4%よりも低い結果となりました。
(2)次の都知事が就任後、まず取り組むべきこと
~ 生活に関するテーマが上位を独占 ~
 次の都知事が真っ先に取り組むべきものは、少子・高齢化問題21.3%が最多で、医療・福祉の改善18.1%、教育問題9.3%と、ベスト3には生活に関するテーマが入りました。オリンピック誘致8.9%や 築地市場移転3.4%に関しては、その他自由記述で誘致中止、移転計画中止などの反対意見もあり、都民の中でも意見が分かれていることがうかがえました。

2.石原都政について

(1)石原氏辞任への賛否
~ 前回石原氏に投票した層は過半数が辞任に賛成~
 石原氏辞任について、(「分からない、関心がない」29.4%を除くと)「賛成」22.9%がトップになり、「どちらかというと賛成」17.1%と合わせた賛成派は40.0%、反対派は26.6%でした。
 前回の都知事選で石原氏に投票した人と、石原氏以外に投票した人(「投票していない」「覚えていない」は除く)別にみると、石原氏に投票した人では賛成派が5割を超え、反対派28.0%を大きく上回りました。一方、前回石原氏に投票しなかった人では、賛成派39.5%の方が多いものの、反対派31.9%と大差ない結果でした。
(2)石原氏辞任:賛否の内訳
~ 辞任をポジティブに後押しする層が最多 ~
 辞任の賛否と併せてその理由を自由記述でご回答いただきました。その理由を紐解くと、同じ賛成にも、国政で活躍してほしい等のポジティブ理由と、辞めてくれてよかった等のネガティブ理由が混在しており、反対についても同様に、手腕を評価し都知事を続けてほしいというポジティブ理由と、任期途中で辞めるのは無責任だなどのネガティブ理由があり、さらに賛否双方にどちらとも判断がつかないその他理由も混在しています。賛成派と反対派を抽出し、総数からそれぞれの割合をみると、ポジティブな賛成が35.9%で最多となり、次に多かったのはネガティブな反対で19.0%となりました。
 また、いわゆる「右傾化」傾向を支持または懸念する意見が多く見られました。
n=1.498
項目 ポジティブ理由 ネガティブ理由 その他理由
賛成派(賛成、どちらかというと賛成) 35.9% 13.4% 10.7% 60.0%
反対派(反対、どちらかというと反対) 9.9% 19.0% 11.1% 50.0%
合計 45.8% 32.4% 21.8% 100.0%

3.衆議院議員総選挙について

(1)現在の支持政党と、次の衆院選での投票先政党
~ 既存政党から石原新党が票を奪う? ~
 現在の支持政党については、約6割がないと回答しました。政党別では、自民党12.5%がトップ、次いで、石原新党7.0%、民主党4.7%、日本維新の会4.5%と続きました。
 次の衆院選で投票する候補者の政党を尋ねると、政党別では、石原新党11.8%が自民党10.9%を抜いてトップになりました。現在の支持政党と衆院選投票先政党の比較で数を伸ばしたのは、石原新党のみでした。最も数字を減らしたのは自民党で1.6ポイント減となり、民主党1.3ポイント、みんなの党1.4ポイント、日本維新の会0.6ポイントそれぞれ減らしています。まだ見ぬ石原新党が、既存政党と肩を並べ、すでに同格と見られ始めている可能性を示唆しました。
(2)候補者投票時の重視するポイント
~ 有権者は実行力と政策を注視 ~
 候補者を選ぶ際に何を重視するかを尋ねると、実行力61.6%が最多で、次が政策52.0%でした。以下、思想・信条35.8%、実績・経験22.1%、発言力21.5%と続きました。
 また、次の衆院選で政党や候補者に期待すること・重視する政策に関する自由記述回答を紐解くと、景気回復、デフレ脱却、経済回復、雇用問題、財政再建など経済問題への期待が圧倒的に多く、消費税問題や税制改革なども多く取り上げられていました。
 外交問題、領土問題に関する意見も比較的目立ち、この問題と関連して、外国人参政権反対、在日外国人に対する生活保護廃止、日本国籍を持つ日本人のための政治などの意見や、外国(特に中国や韓国など国として反日政策を行っている国家)への支援廃止、中国や韓国と相互依存しない経済関係を確立してもらいたい等などの要望もあり、さまざまな外交問題から端を発した国内の「右傾化」の現れかもしれません。  この他に、原発などのエネルギー政策も多く意見がありました。原発の事故の処理、脱原発を実行するのかはっきりとした政策、原発に対する姿勢やエネルギー政策に対する長期的展望を期待する声が多く、明確な方針を打ち出せていない政府に対する不満が蓄積されている様子がうかがえました。


4.調査概要

項目 事前調査 本調査
対象者 東京都内、20歳以上男女 事前調査のQ4およびQ5において投票意思を示した回答者(東京都内、20歳以上の男女)
サンプル数 n=2,246 n=1,119
調査期間 2012年10月25日、26日 2012年10月26日、27日
質問概要
  • Q1:支持政党
  • Q2:前回投票した都知事選候補者
  • Q3:石原氏辞任の賛否とその理由
  • Q4:次の都知事選で投票する候補者の公認・推薦政党
  • Q5:次の衆院選で投票する候補者の政党
  • Q1:石原都知事の辞任への意見
  • Q2:次の都知事がまず取り組むべきこと
  • Q3:次の衆院選で政党や候補者に期待すること、重視する政策
  • Q4:候補者を選ぶ際に利用する媒体・情報
  • Q5:候補者を選ぶ際に重要視するもの
調査手法 政治山リサーチ(インターネット調査)

5.政治・選挙プラットフォーム「政治山」とは

 政治山は、情報資産プラットフォーム「スパイラル®」を中心とするクラウドサービスの豊富なノウハウを有するパイプドビッツが、全国の自治体や議会、政党や政治家の政策や行政の情報をストックし、官公庁、自治体、政党などがそれぞれ所有、管理する政治情報を一元化することで、有権者の政治参画の利便性の向上を目指して、2011年3月に誕生した政治情報や選挙情報のプラットフォームです。
 今後も「政治山」が発信する情報が市民と政治の距離を縮め、地方自治や政治などへの関心や参加意欲を高めるきっかけとなることを目指した活動を展開してまいります。
 なお、「政治山」は、「スパイラル®」を用いて開発、運用しております。

株式会社パイプドビッツ
社長室 広報担当 立花
受付時間:平日10:00~18:00
TEL:03-5575-6601

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