パイプドビッツ、小松商工会議所の記帳支援クラウド全面移行を「ネットde青色申告®」で支援した事例を公開
~ 45事業所の記帳支援をクラウド化し業務効率化、さらに約3割の自計化を実現 ~
株式会社パイプドビッツ(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:佐谷宣昭、証券コード3831、以下「パイプドビッツ」)は、小松商工会議所(石川県小松市、会頭:和田衞)が、会員事業所の記帳支援をクラウドサービスに全面移行するにあたり、会計クラウド「ネットde青色申告®」を提供し、業務効率化及び会員事業所の自計化を支援いたしました。インタビュー記事を公開しましたので、お知らせいたします。
小松商工会議所様は、自計化支援強化の方針に基づき、2010年秋にクラウド型の青色申告システムへの移行を検討しはじめました。
記帳代行を利用している事業所の中にも、自分のところで経理を行う「自計化」を望む事業所や、自計化可能な事業所があり、意欲のある事業所が自計化できる支援体制を整えるべく、2011年に自計化希望の事業所を募集し、「ネットde青色申告®」を使って日常の記帳指導から青色申告決算書の作成支援をテストし、どの程度の成果が出せるかを検証しました。
1年間のテスト導入の結果、チャレンジした9社すべてが1年間で自計化に道筋をつけることができ、小松商工会議所様は、会員事業所の記帳指導へのクラウド活用は有効と確信、2012年4月に、記帳代行をしているすべての事業所の会計システムを「ネットde青色申告®」に切り替え、今春に2012年度の申告を滞りなく完了しました。
また、機能や操作性だけではなく、サービスやデータの安全性も考慮し、導入実績、開発・運用およびセキュリテイ体制をふまえ「ネットde青色申告®」をご選定いただきました。
「クラウドサービスを利用する以上、システムの安定性およびデータの安全性は運用会社に委託することになります。私たちは先だっての東日本大震災におけるデータの消失、他のクラウドサービスでのデータ消失事故などを見てきて、データの安全性も考えなければいけないことを痛感しました。会員事業所にとって安心して利用できるサービスを選定し、それを提案していくことも商工会議所の役目だと思います。」(経営支援課:山上氏)
小松商工会議所様は、事業所がすぐ利用できるように初期設定をした後、事業所が入力した日々のデータを定期的にチェックし指導しています。
クラウドならではのメリットである「リアルタイムのデータ共有」が功を奏し、両者は、離れた場所からも同時に「ネットde青色申告®」に登録された会計データを確認できます。
事業所は、毎月の売上や支払データを「ネットde青色申告®」に入力しながら、仕訳などの不明点を「付箋機能(※1)」を使って質問します。経営指導員は、事業主からの質問を確認し、付箋の色を変更して回答することで、オンライン上でいつでも記帳支援ができます。
この付箋機能により、事業所は夜間や土日でも質問できるようになり、日中は本業に専念できるとともに、商工会議所は、クラウドを活用することでオンライン上で行なう新たな形の記帳支援サポートを会員事業所に提供できるようになりました。
事業所は、自計化開始当初にあった不安を経営指導員のチェックを通して解消し、次第に自分で記帳することに自信がつくとともに、コストの内容について少しずつ認識するようになりました。
一方、小松商工会議所様は、事業所の自計化を推進することで、経営指導員全体の記帳相談にかかる時間を短縮でき、新たに創業する個人事業主のサポートや記帳指導を積極的に受け入れる体制を整えつつあります。自計化開始直後の1~2か月は事業所からの多く質問があったものの、次第に慣れて質問が少なくなり、申告直前に集中してサポートする形になりました。
「自社の状況を数字で把握することは経営力を向上させるための改善を進める上で非常に重要。その点、自計化を進めることで自社の数字を把握するようになると、経営指導のポイントを共有しやすくなり、結果として事業所の経営にも良い結果をもたらすと考えています」(経営支援課:吉田氏)
2011年のテスト導入時から会計クラウド「ネットde青色申告®」を利用している経営指導員の川島氏は、会計サービスによる記帳支援業務の効率化を実感しています。
「経営指導員として会員事業所の記帳業務に関わっていますが、帳簿作成が手書きからオンプレミスのシステムに代わったとき、自動で計算してくれるシステムに感動しました。つづく安価なパッケージソフトの登場で、地域の小規模事業所でも会計ソフトを導入できるようになりました。さらに商工会議所が会員事業所とリアルタイムにデータを共有できるなんて夢みたいだけど、時代の流れなのでしょうね。これなら今まで記帳代行に頼っていた会員事業所でも自分のところで経理業務をできるようになり、私たちの記帳支援業務も効率よくなることで、商工会議所全体として、自計化に意欲のある事業者をさらに積極的に支援できるようになります。」
小松商工会議所様は、会計クラウド「ネットde青色申告®」に切り替えて期首から期末まで運用した経験を通じて、引き続き自計化に意欲のある事業所には記帳指導を通して自計化を推進しながら、今後はさらに多くの地域事業所へ支援を広げていく予定です。
経営支援課長の河原氏は「重要なのは、地域の事業所の発展のために会議所として何を提供できるか、という点です。」と語り、記帳業務にクラウドを活用することで、これまで以上に質の高い経営支援を地域事業所に提供できるようになると目しています。
「自計化を進め、支援する経営者自身の数字に対する意識を高めることで、経営面でのアドバイスをより活かしていただけるようになると思います。さらに、経営指導員の業務も効率化できることで、これまで満足のいくサポートをすることのできなかった新たな事業所に対しても記帳代行や記帳相談が可能になると思います。今は記帳指導を中心として「ネットde青色申告®」を活用していますが、今後は経営分析資料なども活用した経営指導を実施し、より多くの会員事業所の経営を支えることのできる商工会議所であり続けたいと考えています。」
組織名 | 小松商工会議所 |
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所在地 | 〒923-8566石川県小松市園町ニ1 |
代表者 | 会頭:和田 衞 |
事業内容 | 商業・工業の振興、経営・金融相談、経理サポート、観光振興、検定試験等 |
ホームページ |
主に従業員数20名未満の中小企業や個人事業主を対象とした、インターネット上で出納帳・伝票入力から決算報告書まで作成が可能な、中小企業と会計事務所(アドバイザー)を繋ぐ会計クラウドサービスです。
伝票入力から電子申告(青色申告のみ)までワンストップで実現できる、日本で唯一の青色申告クラウドサービスです。
株式会社パイプドビッツ
ネットde会計事業部
TEL:03-5575-6649 FAX:03-5575-6677
株式会社パイプドビッツ
社長室 広報担当 立花
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